過疎地から大ヒット商品が生まれた理由 「吉田ふるさと村」代表取締役に聞く

2019.03.18

株式会社吉田ふるさと村
代表取締役

高岡 裕司

プロフィール

(たかおか・ゆうじ)1957年、島根県雲南市(旧・吉田村)生まれ。東京都内の大学を卒業後、広島県内の会社に勤務。父親の誘いがきっかけで、85年に吉田ふるさと村を設立。2002年、卵かけご飯専用醤油「おたまはん」を大ヒットさせる。05年に専務取締役、12年6月より現職。

中国山脈の懐に抱かれた山間部に位置する島根県雲南市吉田町は、山々の美しい緑と澄んだ川に囲まれた地です。19世紀後半に西洋の製鉄技術が導入されるまで、「たたら製鉄」による和鉄生産の中心地として栄えました。

ここに第三セクターの「吉田ふるさと村」があります。卵かけご飯専用の醤油「おたまはん」を大ヒットさせ、一躍有名になった会社です。

同社が設立されたのは、1985年。背景には、「加速する人口減少によって、村がなくなってしまう」という村民たちの危機感がありました。

本欄では、本誌4月号「『稼ぐまち』が人口を増やす」で紹介し切れなかった、吉田ふるさと村代表取締役の高岡裕司氏へのインタビューを掲載します。

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