あと10年で地球外生命は見つかる - Interview 国立天文台副台長 渡部潤一
2018.09.29
2018年11月号記事
Book
Interview
あと10年で地球外生命は見つかる
国立天文台副台長
渡部 潤一
プロフィール
(わたなべ・じゅんいち) 1960年生まれ。理学博士(東京大学)。東京大学東京天文台を経て現職。専門は太陽系小天体。
『美しすぎる星たち 見る、知る、撮るの 星座の教科書』
星座にまつわる知識を中心に、天体観測の基本と疑問を解説した入門書。オールカラーの美しい写真とともに楽しめる。
宝島社 監修・渡部潤一
『星座の教科書』を監修した天文学者に、
宇宙の魅力や地球外生命の存在について話を聞いた。 (編集部 山本泉)
「宇宙や星空の魅力を多くの方に知っていただきたい」という思いで、『美しすぎる星たち 見る、知る、撮るの星座の教科書』の出版に協力しました。
季節ごとの美しい星座の写真とともに、星座の見方や神話、撮影の仕方などについて分かりやすく解説しています。夜空で星座を探し、写真に収めたいと願う人々にとっての入門書です。
私が天文学を志したきっかけは、1972年のジャコビニ流星群でした。当時の天文学者は、「流星群が雨あられのように降る」と予想しましたが、1つも流れませんでした。残念でしたが、「偉い先生でも分からないことがある。流れ星が出ないとされる日でも、出る可能性がある。それを観測すれば、小学生でもフロンティアに立てる」とワクワクし、毎晩のように流れ星を観測しました。
「人類の知識の限界、フロンティアに立っている」というこの時の思いが、私の原点です。
「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
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