「もーイヤだ、この職場」 梅雨に襲う“六月病”を乗り切る人格力とは?
2018.06.09
「六月病」という言葉が、最近言われ始めた。
6月に入っても、気持ちが落ち込んだり、うつ病に近い状況になるなど、「五月病」のような症状が表れるケースが増えているという。
原因としては、「4~5月に溜めたストレスが6月頃に顕在化する」「新人研修を長く行う企業が増え、五月病の時期がずれ込んだ」など、様々言われている。梅雨のジメジメした気候も、ストレスが溜まりやすくなるひとつの原因だろう。
そんな職場でのストレスの理由について、チューリッヒ生命が5月に調査を行っている。最も多かったのは、「上司との人間関係(38.9%)」だった。2位が「同僚との人間関係(29.0%)」。3位が「仕事の内容(27.2%)」で、4位の「仕事の量が多い(26.8%)」、5位の「給与や福利厚生などの待遇面(25.6%)」と続いた。
興味深いのは、国会で「働き方改革」として議論されている「仕事の量(≒時間)」「待遇」が、ストレス要因としてさほど順位が高くないことだ。上位は軒並み「人間関係」に関するものだった。
つまり、この「人間関係のストレス」をマネジメントすることが、最も効果の高い"働き方改革"になるということになる。
とはいえ、普通のビジネスマンに、上司や部下を勝手に"配置換え"したり、相手の性格を改造することはできない。だからこそ、「逃れられないストレス」となり、「こんな環境に、自分はあと何年いればいいんだ」と悶々とすることで、さらにストレスが募る……。
そんな悩める現代人のヒントになるのが、今月8日から全国の書店で発刊された『人格力』(大川隆法著)だ。本誌の好評連載、「未来への羅針盤」を書籍化した「ザ・リバティBooks」第一弾となる。
以下のような、人間関係や仕事の内容への悩みを持っている人にとって、「気持ちの割り切り」「救い」になる内容が詰まっている。
"困った上司"がいるあなた
□「上司の仕事の仕方や、人への評価の仕方が、おかしいんじゃないか」とよく思うと、下にいてムカムカしてくる(p107)。
□今いる職場が自分に合わない。会社が自分を、同じ場所に置き続けるようなら、転職しようと思ったことがある(p128)。
□上司に、いわれのないことで叱られた。この人は、部下のやっていることが見えてないんだな、と腹が立った(p150)
"困った部下"がいるあなた
□部下が、まだ見えていないことが多いにもかかわらず、自分の言うことを聞かない (p16)。
□部下が一生懸命に考えてくれた企画や意見に「これはダメだ」と思っても、納得させてあげる言葉が見つからなくて、胃が痛くなる(p79)。
□いつも「受け身」で、何も意見を言ってこない部下を見ると、「情熱がないのかな」と思ってしまう(p85)。
□最近の若い人は、怒ってもすねるし、褒めたら褒めたで欠点を直そうとしなくなる(p92)。
仕事がだんだん虚しくなってきたあなた
□今から重い仕事をしないといけないのに、体調も悪いし、上司や部下がテンションを下げるようなことを言ってくるので、腹が立つ(p40)。
□商品やサービスが思うように売れないとき、「質の悪い商品が溢れているのに、客ってほんとうに見る目がないな」「客の生活にとって大事なものなのに、買わない客が愚かだ」という気持ちが先に出てしまう(p161)。
□「客の声や要望に耳を傾けて、地道に改善を重ねさえすれば、きっといつか売れる」と信じて、やり続けているが、あまり日の目を見ない(p192)。
自分が嫌になっているあなた
□頭の切れや発想力がすごい同僚を見ると、「自分は『負け組』かな」と思うことがある(p27)。
□業界や商品について必死に研究しているのに、そうでもない人に比べて、さほど成果が出ていない気がする(p45)。
□朝から晩まで働いているのに、早く家に帰ってしまう人がポンと出したアイデアが当たったりすると、虚しくなる(p57)。
□「自分には、特段、武器になるような分野や専門知識などがないな」と感じながら、もう何年も経っている(p142)。
『人格力』の特徴は、こうした、ともすれば理不尽な悩みと向き合っていく中で、多くの人がついてくるリーダーに変身できる「秘術」を伝授している点だ。
一代で大きな組織をつくりあげた著者の、仕事経験と、宗教的な悟りに基づいた本書は、仕事に意義を見出す助けになるだろう。
【紹介書籍】
幸福の科学出版 『人格力 優しさと厳しさのリーダーシップ』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=2042
「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
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