米フロリダの高校でまたも銃乱射 事件の背後にある「悪魔」の存在
2018.02.17
《本記事のポイント》
- 米フロリダ州の高校で起きた銃撃事件で、少なくとも17人が死亡した
- 犯人は「プロの学校銃撃犯になる」と話すなど、異常な精神状態だった
- 悲劇性の強い事件の場合、悪魔からの影響を受けている可能性が高い
バレンタインデーという、愛を象徴するような日に、痛ましい事件が起きた。
アメリカのフロリダ州の高校で、退学処分を受けた元生徒の男(19)が銃を乱射し、生徒や教師など、少なくとも17人が死亡した。
アメリカでは学校での銃撃事件が後を絶たず、今年に入ってから18件目となった。
銃撃犯には精神的な異常性があった
銃を乱射した男の言動には、以前から異常性があった。男が友人と話す話題の大半は、銃やナイフについて。高校の関係者によると、男は高校に銃弾を持ち込んだこともあったという。
男はSNSに銃や刃物を持った多数の写真や「半自動銃で人を撃ちたい」などのコメントを投稿していた。昨年9月にはユーチューブに「プロの学校銃撃犯になる」と犯罪予告めいた投稿をし、視聴者が米連邦捜査局(FBI)に通報した。
男には犯罪歴がなかったため、2017年2月、AR15型ライフル銃を合法的に購入でき、それを犯行に用いた。
トランプ政権や与党・共和党は、乱射事件が起きた原因は「男の精神疾患」であり、「銃そのものではない」との見方をしている。
トランプ米大統領は銃撃事件の当日、被害者と遺族に哀悼の意を示し、15日の演説では、「アメリカは一つの国として団結し、(中略)憎しみには愛を、残酷さには親切をもって応じていこう。(中略)今後、精神疾患という難しい問題に取り組んでいく」と語った。
同日のツイッターには「銃撃犯には精神疾患の兆候が数多くあった。態度が悪く、常軌を逸しているため、学校から追放されたほどだ。隣人やクラスメートは男に大きな問題があることを知っていた。何度も当局に通報しなければならない!」と投稿した。
「悪魔から身を守る」方法を広めることが、悲劇の予防になる
こうした事件が起きると、必ず銃規制の話が出てくる。だが、規制だけでは問題は解決しない。悪意ある人物がいたならば、たとえ銃が規制されても、ナイフなど他の凶器を使って人を襲うことになるだろう。
宗教的に見ると、こうした事件には「悪魔」の影響が考えられる。普段、悪魔の存在を感じている人は少ないだろうが、悪魔は昔話だけではなく、リアリティを持って、現実に存在している。
悪魔とは、人や社会を積極的に悪い方向に導こうとする霊的な存在だ。例えば銃乱射やテロなどで多くの人が亡くなるなど、悲劇性と話題性が大きくなる事件の場合、犯人は悪魔の影響を受けている可能性が極めて高い。
悪魔が影響を与えやすいのは、人に対する憎しみや恨みを持つ人、排撃性や排他性を示す人、執着心や名誉心が強い人であり、唯物論的に「この世がすべて」と思っている人だ。
最も大切なのは、一人でも多くの人が「悪魔から身を守る方法」を学ぶこと。大川隆法・幸福の科学総裁は、著書『悪魔からの防衛術』の中で、次の4つの方法を示している。
- 生活を正し、日々、精進すること
- 食事や運動、睡眠をコントロールし、体力をつけること
- 情報の取捨選択をしつつ、新しいことを勉強し続けること
- 仕事上の問題を解決すること
「世のため、人のために生きよう」という思いを持って、勤勉に日々の生活を送ることが、悪魔を遠ざけ、悲劇を防ぐことにもつながる。その意味では、宗教で「人としての正しい生き方」を学び、その教えを広げることは、公益性のある活動と言える。
(山本泉)
【関連書籍】
幸福の科学出版 『悪魔からの防衛術』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1862
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