映画『Death by China(中国がもたらす死)』に見る アメリカの現状とトランプの哲学 (後編)

2017.02.16

前編では、ピーター・ナヴァロ氏が製作した映画『Death by China(中国がもたらす死)』で描かれたアメリカの現状を見ました。後編では、なぜこのような不均衡な米中関係が生まれてしまったのかを見ていきたいと思います。

『Death by China』でも描写されているように、中国がWTOに加盟したのは、1993年から始まったクリントン政権下でのことでした。

そもそも、ビル・クリントン元米大統領は、湾岸戦争での勝利などで高い支持率を誇っていたジョージ・ブッシュ元大統領が、米国内の経済停滞を重視していないことを「It's the economy, stupid(愚か者め、問題は経済だ)」と批判し、大統領選で勝利を収めた人物。中国の巨大マーケットに目を付けないはずがありません。

続きは2ページ目へ(有料記事)


「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
「ザ・リバティWeb」協賛金のご案内

YouTubeチャンネル「未来編集」最新動画



記事ランキング

ランキング一覧はこちら