石原慎太郎氏が田中角栄元首相の“霊言本”『天才』を執筆?
2016.01.24
元東京都知事で作家の石原慎太郎氏が22日、田中角栄元首相に成り代わり、一人称でその人生を回想する小説『天才』(幻冬舎)を出版した。注目すべきは、書籍の帯や23日付の日経新聞に掲載された広告に、「衝撃の霊言!」というキャッチコピーが付けられていることだ。
かつて、石原氏は田中角栄のことを「金権政治家」として批判していたが、同書では「未曽有の天才」と高く評価。「ロッキード事件により無慈悲に奪われてしまった田中角栄と言う天才の人生は、この国にとってかけがえのないものだったと改めて知ることは、決して意味のないことではない」と出版の意義を力説している。
あとがきによると、執筆の動機は森元孝・早稲田大学教授から「田中角栄のことを一人称で書いたらどうですか」という提案を受けたこと。その後、石原氏は、田中角栄に関する数多くの本を読みあさる中で、さまざまな"啓示"を受けたという。
若い世代の人々は、石原氏を「政治家」と認識している人も多いだろう。だが、元々は作家であり、1955年、一橋大学在学中に執筆した『太陽の季節』で芥川賞を受賞。その後も、多くの作品を世に出し、作品が映画化されるなどした。
一時代を築くほどの作家であるならば、作品をつくるときに、さまざまなインスピレーションを受けたり霊的な支援を受けたりすることもあるだろう。その意味では、今回の『天才』も単に空想の産物とは言えないかもしれない。
霊言には高い悟りと霊格が必要
ただ、厳密に言うと、「霊言」とは、あの世の霊存在の言葉を語り下ろす現象を意味し、関連した本を数多く読んで執筆したとしても、それは「霊言」ではない。
霊言は、霊界からこの世へメッセージを伝える方法として、人類の歴史の中で連綿と行われてきた。世界宗教と言われる仏教、キリスト教、イスラム教も、実は「霊言」から始まっている。たとえばイスラム教を興したムハンマドは、洞窟の中で瞑想しているとき、首を絞められる感覚に襲われ、神の言葉を詠まされた。それを記録した『コーラン』は「霊言本」と言える。
現在、霊言を通じて、「あの世の証明」を行っているのが大川隆法・幸福の科学総裁である。これまでに600人を超える歴史上の人物の霊や政治家などの守護霊を呼び出し、350冊以上の本を発刊している。「これほど多様な霊言をこのスピードで出すことが可能」という事実からも、現在進行形で霊界の証明を行っているといえる。
巷にはイタコなどの霊能者を名乗る者は数多く存在するが、明確に霊人を特定してその本心を聞き出せるのは、高度な悟りを開いた者に特有のものだ。霊言の最中にも総裁自身の意識ははっきりとしており、外国人の霊であっても呼び出し、総裁の言語中枢で同時通訳することができる。
霊人の声を地上に降ろす「霊言」という新しい概念が、多くの人に違和感なく受け入れられることは、日本が唯物論国家を脱して、霊性の時代に入っていく一つの兆候と言えるだろう。
(小林真由美)
【関連書籍】
幸福の科学出版 『守護霊インタビュー石原慎太郎の本音炸裂』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=798
幸福の科学出版 『救国の秘策-公開霊言 高杉晋作・田中角栄- 』 大川隆法著
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幸福の科学出版 『景気回復法』-公開霊言 高橋是清・田中角栄・土光敏夫- 』 大川隆法著
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幻冬舎社長 見城徹 天才の嗅覚 大川隆法著
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