宗教と「小さな政府」の、切っても切れない3つの関係――綾織編集長の『未来創造学』超入門【経済編】

2015.09.10

※綾織次郎ザ・リバティ編集長は、2016年4月に新設されるハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)「未来創造学部」では、ビジティング・プロフェッサーも務める。

政治や経済を一から勉強したい!!

そんな方のため、本コーナーでは綾織次郎ザ・リバティ編集長が、政治経済の「そもそも」を解説していきます。

◆                             ◆                             ◆

幸福実現党が立党した2009年、大川隆法・幸福の科学総裁は政見放送の終盤で、有権者にこう呼びかけました。

「皆様方の選択は二つに一つです。『大きな政府』を選ぶか、『小さな政府』を選ぶか、どっちかです。(中略)今、『小さな政府』を明確に訴えているのは、我々幸福実現党だけです」

なぜ宗教家が、「小さな政府」を訴えるのか。これを腑に落とせば、宗教政党の必要性をより理解できます。

前回は経済成長を実現させる「小さな政府」の役割を考えました。 (リンク参照: http://the-liberty.com/article.php?item_id=10142 )

第4回の今回のテーマは、「大きな政府と唯物論の関係」です。大きな政府の考え方のベースには、神の存在を否定する唯物論が流れていることを説明していきます。

大きな政府とは、高い税金を課すなど、国民から自由を奪う政府のことを言います。デンマークやノルウェーなどの北欧の福祉国家をはじめ、増税を推し進める現在の日本政府も、大きな政府と言えます。

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