公開霊言抜粋レポート

保守論客 曽野綾子氏の「毒舌」はどこまで本音なのか?

公開霊言「曽野綾子のスピリチュアル・メッセージ」

2014年3月12日収録

「霊言現象」とは、あの世の霊存在の言葉を語り下ろす現象のこと。これは高度な悟りを開いた者に特有のものであり、「霊媒現象」(トランス状態になって意識を失い、霊が一方的にしゃべる現象)とは異なる。また、外国人の霊の霊言には、霊言現象を行う者の言語中枢から、必要な言葉を選び出し、日本語で語ることも可能である。 詳しくは⇒⇒⇒大川隆法のスーパー霊能力 「霊言」とは何か

守護霊とは

人間の魂は原則として六人のグループからなり、あの世に残っている「魂の兄弟」の一人が守護霊を務めている。つまり、守護霊は、実は自分自身の魂の一部である。したがって、「守護霊の霊言」とは、いわば本人の潜在意識にアクセスしたものであり、その内容は、その人が潜在意識で考えていること(本心)と考えてよい。

年齢を重ねてなお、社会的に影響のある言論活動を続けられる人は少ない。それが女性となるとさらに数がグッと減ってしまう。すぐ名前が浮かぶような人は、実際、片手で数えられるくらいかもしれない。しかし、作家として現在も旺盛な活動をしている曽野綾子氏は確実にその中に入る人物だろう。

80歳を超えた今となっても、曽野氏の活動の勢いは衰える様子がない。作家として20代の頃から活躍し、『誰のために愛するか』『神の汚れた手』などの代表作をはじめ、小説やエッセイを中心に数多くの作品を世に問うてきた。クリスチャン作家らしく、人生訓・処世訓をちりばめた著書も多く著わしている。

曽野氏は保守系の言論人としても筆を振るっている。第二次大戦の沖縄戦において日本軍が民間人に集団自決を強要したとされる事件について、現地調査を行ってその根拠の薄さを暴いたこともある。

また、現代の女性社員に対し「出産したらお辞めなさい」と発言するなど、他の人が言うと「差別」「反動」と批判されかねない言葉を平気で発する一面がある。確かに“逸脱"発言がしばしばあることは否めないが、戦前の良さをよく知る立場から、現代人の「甘え」や「劣化」を叱るという一定の役割を果たしているとも言える。そうした率直な発言も、曽野氏の人気の理由だろう。

さらに、曽野氏は作家であるだけではなく、日本財団の会長や海外邦人宣教者活動援助後援会(JOMAS)代表として、国内外で多くの慈善事業・公益事業に関わってきた。そうした実績があるため、その言論にも説得力がこもる。

大川隆法・幸福の科学創始者兼総裁は、櫻井よしこ氏や瀬戸内寂聴氏など、女性言論人の守護霊による霊言をすでに行ってきたが、今回、曽野綾子氏の守護霊からコンタクトがあり、霊言収録の運びとなった。霊言では、日本への嫌がらせを続ける中国・韓国への考え、先の大戦への見方、自身の信仰観、幸福の科学への思いなど、様々なテーマについて議論された。その結果、曽野氏の魂が、歴史認識などについては高い認識力を持ちながら、信仰の面については一定の課題を背負っていることも明らかになった。

日本の戦争には大義があった

霊言の冒頭、韓国の朴槿恵大統領が、各国に日本の悪口を言って回っている問題について訊かれた曽野氏の守護霊は 「自分が経験もせず、知識も十分でない部分について、僭越すぎる意見を吐いて、国論として国民を誘導している」 と批判。中国や韓国が戦前の日本を糾弾し続けることについて、現在の内政上の不具合を日本のせいにしているだけであり、子どもの振る舞いだと一刀両断した。

韓国が主張する従軍慰安婦の強制連行、中国が主張する南京大虐殺などが、どちらも根拠のない捏造であることはすでに明らかになっている。そもそも日本に後ろめたいことはないが、いずれにせよ、70年以上前の他国の行為を持ち出して、内政が不調である原因を転嫁しようとする態度は、曽野氏守護霊が言う通り、責任ある大人の態度とは言えないだろう。

さらに先の日本の戦争についての見方として 「国家理念として、アジアの解放から太平洋圏の繁栄っていう理想を掲げての戦いではあった」 と述べ、日本の戦いの意義を強調。少なくとも、西洋列強が行ってきた植民地支配や人種差別が歴史的断罪を受けていないにもかかわらず、日本が自虐史観に苛まれるべき理由はないと語った。

さらに、アメリカなどの戦勝国は 「建物を破壊し、いろんな施設も破壊できたかもしれませんが、日本人の頭脳やその中に伝わる文化的伝統までは破壊できなかった」 と述べ、彼らは日本文化の厚みや底力を理解できていなかったと論じた。曽野氏守護霊は、日本が現在キリスト教化されていないのは、戦争で敗れても文化的には敗れなかったからだとも指摘したが、クリスチャンによる分析として重要だろう。

日本がアジア解放の大義を掲げて戦い、その後、アジアやアフリカが欧米による植民地支配から解放されたのは歴史的な事実。日本文化についての意見も正鵠を射ている。日本の文化や歴史についての曽野氏守護霊の見解はまさに正論と言えるだろう。

辛口の言論に見られる個人的な“好き嫌い"

では、曽野氏守護霊は現代の世相についてはどう見ているのか。

昨年、地上の曽野氏本人は週刊誌上で、職場のセクハラやパワハラを訴える女性社員を「甘ったれ」と切り捨て、波紋を呼んだ経緯がある。