ローマ法王フランシスコはこのほど、朝のラジオ放送の説教で、「火星人が『洗礼を受けたい』と言えば、洗礼を施す」と発言した。この発言は、教会の教義を破り、未婚で出産した男女の子供にも洗礼を施すなど、カトリック教会への門戸を広く開こうという意味だという。
火星人の姿について、「子供が想像で描くような、緑色の肌で鼻が長く、耳の大きな人でも受け入れる」などと描写してみせたが、発言は半分冗談ととらえられている。実際、フランシスコ自身は、字義通り「火星人」に洗礼を施すことは想定していないだろう。ただ、バチカンには宇宙人の存在を認めている天文台長もいるなど、冗談ばかりとも言えないものがある。
地球人が宇宙人に遭遇した際にどう対処すべきか、海外では真剣に議論されている。