飲酒がもとで有名人が事件を起こす事例が、相次いでいる。

週刊ヤングジャンプ編集長が16日、タクシー運転手に暴行を加えたとして逮捕された。酒に酔っていた編集長は、料金を請求した運転手に対し「ぶっ殺すぞ」と暴言を吐き、腕をつかんでねじるなどした後、料金を支払わず立ち去ったという。駆けつけた警官に「料金は払った」と話すなど記憶に混乱が見られるが、そもそも料金はワンメーターの710円だったようで、理性を失っていたことが分かる。

13日には、サッカー元日本代表の前園真聖氏が暴行事件を起こし逮捕されている。前園氏は料金を支払わずにタクシーを下車し、制止する運転手に暴行を加えた。処分保留で釈放された後の会見では「酒に酔って覚えていない」と話しながらも、反省の言葉を述べて謝罪した。

お酒を飲みすぎると理性が働かなくなり、今回のような事件が起こってしまうのは、世間の常とも言える。しかし、アルコールが人間の判断を奪うということだけが問題なのか。大川隆法・幸福の科学グループ創始者兼総裁は、著書『地獄の方程式』で次のように述べている。

「会社の帰りに同僚などとお酒を飲んでいる人のなかには、『お酒が一定の量を越すと人格が変わる』という人がよくいるはずです。文字通り、人格が変わっているのです。理性のほうが弱ってくると、霊が入ってきやすくなり、実際に、自分以外の人の霊が入って話しているわけです」

アルコールが入って自制心が効かなくなると、悪霊に憑依されやすくなり、普段の自分がするはずのない行動を取ってしまうこともある。前出の2つのケースのように「記憶がない」というのは、その典型症状だ。大川総裁は、著書『霊界散歩』でこう述べている。

「犯罪を犯した人のなかには、よく、自分が犯罪を犯したことを全然覚えていない人がいます。『意識がなかった。それは自分の意思ではなかった。いつのまに、その犯罪を犯したのだろうか。全然、記憶がない』という人がいますが、それは、ほんとうにあることなのです。そういう人は、実際に魂が肉体から抜けていて、ほかのものに肉体を占領されているのです」

日本は飲酒に対して寛容な文化を持っており、「飲みニミケーション」という造語があるほど、人間関係の潤滑油としてアルコールが使われることがある。しかしアルコールで理性を失い、取り返しのつかない事件を起こしてしまうケースも後を絶たない。悪霊に憑かれるというリスクを知っておくことが、身を守るために重要だろう。

飲み過ぎないことも、悪霊から身を守ることも、自分の心掛け一つだ。「飲み過ぎたのはあなたのせいよ」と誰かに責任転嫁して、言い逃れすることはできない。(徳)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『地獄の方程式』 大川隆法著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=968

幸福の科学出版 『霊界散歩』 大川隆法著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=133

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