2013年6月号記事
皇室を世俗化する唯物的宗教学の危険性
「守護霊インタビュー 皇太子殿下に次期天皇の自覚を問う」
4月12日 幸福の科学総合本部で公開収録
皇太子ご夫妻は4月下旬に新国王即位式が行われるオランダを訪問されることになった。皇太子妃・雅子さまは11年ぶりの海外公務となる。この件については、療養中の雅子さまの同行の可否がはっきりしなかったため決定に時間がかかり、宮内庁がご夫妻に異例の"苦言"を呈するなど、話題となっていた。
雅子さまは皇室の公務・祭祀への出席がままならない状態が長く続いており、医師から「適応障害」と診断されている。強いストレスで心身に変調をきたす病気だ。
今回のオランダ訪問は喜ばしいことだが、 識者やマスコミの間では、皇太子妃としての務めを十分に果たせない雅子さまに対する批判が根強い。加えて、この問題が皇太子さまの足枷になっていることを危惧する声も高まっている。 最近では、天皇・皇后両陛下に比べて皇太子さまの公務が少ないなどとも批判されている。
そんななか、「新潮45」(3月号)で宗教学者・山折哲雄氏の論文「皇太子殿下、ご退位なさいませ」が発表され、大きな波紋を呼んでいる。皇太子位を弟君の秋篠宮殿下に譲ることを促すという衝撃的なものだ。
その論文で山折氏は皇室の家族のあり方を「象徴家族」と呼び、「近代家族」と対比させる。そして、皇太子さまに「近代家族」を優先して皇室の重圧から逃れることを勧めているのだ。また山折氏は、皇太子さまの退位宣言を新たな「人間宣言」であるとも言い、昭和天皇から続く人間宣言の流れを歓迎しているようだ。