世界12億のカトリック信徒の頂点に立つ第265代ローマ法王ベネディクト16世(85)が11日、高齢により体力が衰え、職務遂行が困難になったことを理由に退位を表明した。在位期間は8年であった。

ローマ法王は原則として終身制で、存命中の退位は、教会大分裂期に選出されたグレゴリオ12世(1415年退位)以来、ほぼ600年ぶりで、きわめて異例である。

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