世界を騒がせているマヤの予言では、終末の日は12月21日とも、21日から23日の間とも言われている。幸福の科学は昨年から、この時期に世界が終わるという説を否定しているが、同じく1年前に二人の霊人が「2012年に世界が終わるという本当の意味」を述べている。
19日付本欄でも紹介したが、大川隆法総裁は2011年5月22日の香港における質疑応答で、「マヤの予言の通り2012年に世界が終わるのか」との質問にこう力強く答えた。
「何事も起こりはしません。なぜなら、幸福の科学があるからです。私が地上に降りたのは、世界の不安を終わらせるためです。世界の破壊を阻止するためです。世界の悪しき予言に終止符を打つためです。世界は、この時代は、幸福の科学の教えが広がらずして終わることはありません」
だがその3日後の5月25日、帰国した大川総裁は「この2012年問題にかかわっている霊人は、いったい誰なのかが、まだ十分につかめていない」として、これに関して意見がある霊がいたら述べるようにと、相手を特定せずに公開霊言を行った。すると現れたのは、米オバマ大統領の過去世であり、スペイン人に滅ぼされた16世紀アステカのモンテスマ王の霊だった。モンテスマは広い意味での「マヤの王」を名乗り、こう述べた(要旨)。
「中南米を征服して滅ぼし、その後数百年間、アフリカやアジアも含め人種差別をして悪業を積み重ねた白人への呪いが、2012年に成就する。私は(オバマ大統領として)アメリカを頂点とする白人文明の終わりをつくる。私が再選されればアメリカは(世界から)引き、自動的に中国が覇権国家になっていくだろう」
さらに同年6月8日、大川総裁は、イエス・キリストの転生であり9世紀のマヤ王家に生まれたケツァルコアトルを招霊。ケツァルコアトル霊は2012年問題についてこう述べた(要旨)。
「世界が注目するような、象徴的な国ないし地域に危機が起きる。白人による民族差別がもたらした人類のカルマの崩壊は起きなければならないだろう。アメリカは自由の大国だが、麻薬や銃、さまざまな堕落にまみれているところもある。そのへんに対して一つのディシプリン(規律)が天から降りてきてもおかしくない」
ここでアメリカの「銃」が言及されている点、14日にコネティカットで起きた銃乱射事件を思い起こして戦慄せずにいられない。二霊人の予言通り、2012年を境に白人優位文明のカルマや堕落が顕在化してアメリカが衰退し、代わって覇権主義国家・中国が世界を支配するのか?
だが二人は、"もう一つのシナリオ"に言及している。すなわち、地球を統べる「自由の神」が、イスラムの民主化革命を通して中国を揺さぶり、人間のつくった抑圧の体系を転覆させるところに、人類の希望がある。その神の力はアメリカと日本をつなぐ力の中に潜んでいる、と。
危機の予言は、過ぎてしまえば単なる迷信と思われがちだ。しかし人類は、そこに自らの過ちに対する警告と、危機を転じて地球の未来を拓かんとする大いなる存在の意志を読み取るべきだ。その上で、その意志を実現するため、神仏を信じる国々が力を合わせて努力すべきである。(司)
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【関連書籍】
幸福の科学出版HP 『人類に終末は来るのか?』 大川隆法著