米国の国立公文書記録管理局は最近、垂直離着陸(VTOL)し、成層圏をマッハ4で飛行する「空飛ぶ円盤」を目指した1950年代の米空軍計画「Project 1794」の機密を解除した。
その内容は、垂直離着陸し、最高高度10万フィート(約30km)、最高速度がマッハ3から4、最大航続距離は1千海里(1,852km)の「空飛ぶ円盤」計画。現在の価値にして約2,660万ドルのコストでカナダの航空機メーカー、アブロ社が受注し、プロトタイプの設計までを行っていた。
その動作原理には、現在旅客機なども利用しているコアンダ効果を用いている。コアンダ効果とは、流体が壁面に沿って流れる現象のこと。タービンから噴き出した噴流を円盤中央に向け、そこで噴流の方向をコントロールし、浮力や推進力を生み出していた。
同じプログラムで、別の空飛ぶ円盤の試作機「アブロカー」が2機作られていた。アブロカーは実際には1m程度しか浮上せず、アブロ社の解散と共に米軍に引き取られた。
同じコアンダ効果を用いた空飛ぶ円盤としては、米空軍が1992年から98年にかけ、人間が搭乗しない直径1.8メートルの空飛ぶ円盤を実験している。
ということは、もし「空飛ぶ円盤」を見かけたら、それはどこかの国が開発したものという可能性もある。
米政府は、1947年に墜落したUFOを回収したというロズウェル事件を誤魔化すため、「墜落したのは観測気球」と発表した。また、米軍は1940年代、エイに似た形のプロペラ駆動の戦闘機「フライング・フラップジャック」を開発したが、それをエリア51で実験し、周辺でのUFO目撃情報はその誤認であるとしてきた。
必死でUFO研究を否定してきた米国のことなので、今回の、頓挫した「空飛ぶ円盤」計画の機密解除も、実際はかなり進んでいるUFO研究を隠すための「目くらまし」かもしれない。(居)
【関連記事】
2012年10月号記事 宇宙人が常識になる日 - 近未来映画「神秘の法」が扉を開く
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=4766
2012年7月13日付本欄 英公文書館がまたまたUFO情報を公開 日本は未だ情報鎖国
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=4569
2011年11月27日付本欄 NASAが月面着陸地点立ち入り禁止案 宇宙人の存在を隠したい?
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=3352
【The Liberty Web Global新着記事のお知らせ】
トップページ左上のタブのGLOBALを選択し、ご覧ください。
Oct 23: Fight with ‘Wisdom' and ‘Justice' when Dealing with the Hegemonic State of China
On Oct 6, 2012, Ryuho Okawa, founder and president of Happy Science, gave a lecture titled Love and Justice, which corresponded with the date of his group's latest film release, The Mystical Laws.
In this lecture, he clarified his view on important points that national leaders must consider when dealing with a hegemonic country in this current state of world affairs.
He emphasized the value of justice, which is something that the Japanese people tend to take lightly. He drew on Takeshima and the Senkaku islands to illustrate his point....