中国初の女性宇宙飛行士を乗せた宇宙船「神舟9号」の打ち上げ時に現われたUFOが大きな話題となっている。ネット上には1週間で3億人を超える書き込みが寄せられた。
「神舟9号」は6月16日に打ち上げられ、29日に帰還。この有人宇宙船は無人宇宙実験機(天宮1号)とのドッキングを初めて成功させたもので、打ち上げの一部始終が中国全土に生中継された。
視聴率は50%で7億人が見たとされる。UFO(発行物体)はその生放送の最中に、上昇するロケットと反対方向から、右から左に画面を猛スピードで横切った。ロケット打ち上げ開始から4分あまり経過した後の突然の出来事。
その発光物体はロケットの前方から現われているので、明らかにロケットから切り離された部品ではない。
生中継を見た中国では「異星人の飛行物体が接近したのではないか」「神舟9号にUFOが接近した」などと、多くの関心が集まっている。UFOの研究を40年以上続けている中国科学院紫金山天文台の王思潮研究員は中国メディアに対し、UFOである可能性を完全否定しなかったが、「可能性は大きくない」と語った。
ただ、映像でよく見ると明らかにUFOではないだろうか。
中国では2010年7月、杭州に葉巻型のUFOが現われ、空港が一時閉鎖される事件が起きた。宇宙開発を急ピッチで進め、核兵器を大量に持ち、軍拡も止まらない中国がどう動くかは世界的な関心だが、宇宙人にとっても重要な関心事項なのだろう。
一つ、日本から見てうらやましいのは、UFOの出現がふつうにメディアで報道されることだ。その点については、日本よりも「先進国」と言える。(静)
【関連サイト】
神舟9号打ち上げの生中継(4分48秒ごろにUFOが画面を横切った)
http://www.youtube.com/watch?v=jzGwryE-T2Y
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2011年8月号記事 宇宙開国論 UFO・宇宙人は存在していた!