南アフリカ共和国の洞窟で、100万年前の人類が火をたいて料理をした痕跡が見つかったと話題になっている。カナダのトロント大などのチームが2日付で発表したもので、これまで最初の火の使用と考えられていた時代より30万年古いという。人類の歴史には、私たちが知らない多くの謎が隠されていそうだ。

7日にはNHKでアニメ「ふしぎの海のナディア」がスタートする。1990年放映作品のデジタルリマスター版で、19世紀に少年ジャンと少女ナディアが万能潜水艦に乗り、世界征服をたくらむ集団に戦いを挑む海洋冒険SFだが、見どころは、悪の組織が復活させた超古代文明アトランティスの科学だ。小さな島を完全に消滅させてしまう威力を持つビーム砲、爆弾を乱射する空中戦艦、不思議な試験管状の装置に入った人造人間。

作中では、アトランティス文明は宇宙人と関係があるらしい。同アニメに基づく1992年の小説『ジャンとナディアのいちばん長い日』(徳間書店)では、太古、地球に訪れた宇宙人は複数種類いた。地球で平和な農耕生活に入った者たちや、好戦的で科学を暴走させ滅んだ者たちもいたという。現在の常識とは大いに違うが、民族の違いの背後には宇宙から来た者たちの影響があるという世界観は、なかなか興味深い。

プラトンも伝えたアトランティス文明について、大川隆法総裁はすでに1986年の著書『太陽の法』で詳述していた。2011年の公開霊言『アトランティス文明の真相』では、飛行船から落とす特殊爆弾、遺伝子操作による人工人間、宇宙人が飛来していた事実など、こうしたフィクションの裏づけとなるような内容が明かされている。

100万年前の人類が料理していたというのだから、数万年前にアトランティスなどの文明が存在していても何の不思議もない。20年前、ナディアたちの冒険に胸をときめかせた少年少女たちも、今では親の世代。この作品を親子で見て、宇宙人や超古代の謎について語り合うのも楽しいかもしれない。(賀)

【関連書籍

幸福の科学出版ホームページ 『アトランティス文明の真相』 大川隆法著

http://www.irhpress.co.jp/detail/html/H0317.html