2012年2月号記事

UFO Disclosure Report

「アンドロメダ審議会」は実在せず

お詫びと訂正

ザ・リバティ1月号UFOディスクロージャー・レポート「惑星連合『アンドロメダ審議会』地球に介入!?」の記事について、同審議会は実在せず、取り上げた地震発生もこれら宇宙人が関係するものではないことが判明しました。ここに訂正し、お詫びします。(本誌編集部)

本誌先月号に掲載した「惑星連合『アンドロメダ審議会』地球に介入!?」の記事について、発刊後、幸福の科学グループ創始者・大川隆法総裁による宇宙人リーディングが行われた。この結果、同審議会が実在しないことが明らかになった。

「アンドロメダ審議会」という惑星連合が存在するという情報源は、アメリカの宇宙政治学(エクソポリティクス)の代表アルフレッド・ウェーバー博士が「トーレック氏」という、アンドロメダ星人とコンタクトしているとされる人物に聴取した内容による。

それによると、「アンドロメダ審議会」は、アンドロメダ座の2人の宇宙人が議長・副議長を務め、12の惑星から構成されるという。そしてこの審議会が2011年に地球に介入したのではないかという話を先月号で紹介した。

具体的には、地球の地下や海底にあるレプタリアン(爬虫類型宇宙人)の基地を攻撃し壊滅、その余波が昨年3度の地震となって起きたとされるものだ。8月23日の米ワシントン地震、10月31日のアデン湾地震、11月8日の東シナ海地震がそれで、本誌編集部が日本のUFO・宇宙人研究家の話などをもとに紹介した。

大川隆法総裁は本誌1月号発刊後、「宇宙人が地震を起こした」ならば影響が大きいため、真偽を確かめようと、11月30日、宇宙人リーディングを行った。

2011年11月30日、幸福の科学総合本部礼拝室において、大川隆法総裁は宇宙人リーディングによって、「アンドロメダ審議会」の「議長」と「副議長」の霊を呼び出した。

質問者に答えを濁す「アンドロメダ審議会の議長」

このリーディングは幸福の科学総合本部で行われ、まずアンドロメダ審議会の議長、「アンドロメダ座ゼネタエ系惑星ティシュタエ星人」を招霊した。つまり宇宙人の霊を呼び出すのである。六大神通力を上回る霊能力によって大川総裁はこれまで、歴史上の偉人から地獄に堕ちた悪魔まで、あらゆる霊を呼び出し、語らせてきた。

現われた「議長」と称する霊は実際にアンドロメダ星人なのか、議長なのか、質問者が聞いても、答えを濁した。ところが、記事に関係ない情報になると舌がなめらかになる。

しかし肝心の「アンドロメダ審議会」の話題になると、はっきりしなくなる。過去に大川総裁がリーディングで呼び出しているアンドロメダ系宇宙人たち(注)との関連性や、幸福の科学の組織への関与をほのめかすなど、何かを隠しているかのようだった。

(注)大川総裁は宇宙人リーディングによって、M34 星雲のアンドロメダ銀河連合軍の司令官、M 31 星雲の豹型宇宙人、アンドロメダ銀河の宇宙ファイターなどの存在を明らかにしている。

「議長」「副議長」とも語る内容が曖昧

そこで次に大川総裁は「副議長」を招霊した。

副議長の「アンドロメダ座ミラク系惑星テリアル星人」とされる霊が現れたが、本人確認をしても、「うーん、ん?」とはっきりしない。先に出た「議長」の霊人に対して、「うーん、部下かなあ」と答える。

結局、2人の霊は同審議会が起こしたとされる「地震」についても、「人間代表トーレック氏」についても、2人の霊は「知らない」「分からない」と語り、話題をずらすなど終始曖昧な言い方だった。

「議長」も「副議長」も存在しない

リーディングによる検証作業は3時間以上に及んだが、「議長」の霊も「副議長」の霊も語る内容はばらばらだった。

その時点で大川総裁は、「はっきりしませんね。だいぶ無理なことを訊いているような感じがします。狭い範囲で堂々巡りをしているようです。やっぱり(記事の情報は)厳しいですね」と述べ、審議会の存在があやしくなってきた。

では、出てきた霊は何者なのか? それがさらにリーディングを続ける中で明らかになった。

アンドロメダ審議会の議長・副議長を名乗ったのは、遠い過去にアンドロメダ銀河におり、その後、地球にやってきた魂であった。幸福の科学とも縁が深く、「代役」として登場したのだった。

これは、大川総裁のリーディング能力の限界で別の霊が代わって出てきたわけではない。 大川総裁は、実在する霊で名前が特定できれば、宇宙のどこに存在する霊であろうとも必ず呼び出すことができる。だから「名前を呼んでも出てこなかった」ということは、「実在しない」ということを意味する。 当然、「アンドロメダ審議会」も「実在しない」ことになる。

合理性と科学する心で探究

世に、宇宙人からの通信と称するスピリチュアル・メッセージは数多くあるが、玉石混交だ。チャネリングで現われる宇宙人が自分に好都合なことを語ることも多い。宇宙人ではなく、人間の霊で悪霊の場合さえある。そこで大川総裁は真実を探るために、宇宙人の霊に自由に語らせることから始める。

「それぞれ内容が矛盾していても構いません。矛盾することのなかにも真実があるため、いろいろなことを言わせたり調べたりしてみます。そのうちに、だんだんとベースの部分が見えてくるでしょう。それが狙いです。以前に話を聴いた宇宙人とは違う宇宙人から話を聴くと、話の内容が矛盾する場合もあると思いますが、それも一つの情報です。だんだんに、"情報見積もり"をして、『正しいのは、どのあたりか』ということを見つけていきたいと思います」(大川総裁著『宇宙人リーディング』より)。人跡未踏のジャングルを、コンパスと現地人の諸情報を付き合わせながら踏破していくのに似ている。

大川総裁は、最新刊『不滅の法』でも、こう述べている。

「『実際に、こんな宇宙人がいて、こういう姿をし、このような考え方を持っている』ということを、今、私は順番に少しずつ出しています。そして、それぞれの宇宙人について脈絡なく出していくうちに、しだいにつながりが出てきて、全体の関係図やストーリーなどが見え始めてきています。ちょうど、ジグソーパズルを完成させていくように、今、少しずつピースが埋まってきている感じです」

大川総裁の宇宙人リーディングは、こうした合理性と科学する心で一つひとつ地球と宇宙人との関係を明らかにしようとしている のだ。ここには、幸福の科学が「霊ならば何でもOK」ではなく、霊言などを繰り返して検証し、霊界構造を明らかにしてきた長年の経験が生かされている。

宇宙人なら何でもOKではない

「宇宙人リーディング

―アンドロメダ星人からの一喝―」

(本リーディングの編集版)は12月17日より 全国の幸福の科学精舎 で映像公開中。

玉石混交の宇宙人情報を何でも鵜呑みにしていたら、オカルト宗教やカルト宗教までの距離はそう遠くない。幸福の科学の宇宙人探索は「宇宙人なら何でもOK」ではない実証的観点を持っている。

先月号の本誌記事は、この合理性と科学する心において全く不十分だった。宇宙政治学の情報は玉石混交だし、ウェーバー博士が真実に迫っているとは言えない。トーレック氏が本当に宇宙人とコンタクトできているのかもあやしい。これらを検証してこそ、単なるオカルト情報ではなく、宇宙時代に有用な情報となる。

宇宙人・UFOの存在が実証される時が近づいている。本誌としても、科学する実証精神を大切にし、宇宙人の存在について啓蒙していきたい。

大川総裁が宇宙人リーディングでアンドロメダ系宇宙人について明らかにした3冊。『地球を守る「宇宙連合」とは何か』『宇宙人による地球侵略はあるのか』『グレイの正体に迫る』。