大川隆法・幸福の科学グループ創始者兼総裁の55回目の誕生日を祝う御生誕祭大講演会「救世の時は今」が7月10日、千葉・幕張メッセ国際展示場で開催され、会場には首都圏を中心に2万200人が集まったほか、全国・全世界の幸福の科学の支部など3500カ所に衛星生中継された。

地球神「エル・カンターレ」として世界から信仰を集める大川総裁は、自身の説く教えについて「この地上に住むありとしあらゆるものを幸福にしようとする光であり、力であり、方向である。私は闇を追い払うべき存在である」と説明。その上で、個人の人間関係や国家間の不調和や対立について、「人間世界を超えた世界に崇高な存在があるという見方を忘れたならば、この世における争いごとは決して止むことはない」と述べ、神仏が存在し、人間は本来高貴な魂であるという価値観を忘れてはならないと強調した。

また、地球神が大川総裁として地上に降りた理由について、キリスト教、仏教、イスラム教など各世界宗教の教えが現代社会で数多く矛盾しており、宗教戦争の火種になっていると指摘。その上で「だから私が今みなさまの前に現れて、いろんな宗教や哲学、思想、人間についての考え方の矛盾を統合して、新しい人間観と社会観、国家観、世界観を教えようとしている。答えはすべて私の言葉の中にある(中略)。これから500年、1000年、2000年後の人々は、この中に答えを見出していく」と語った。

今後100億人へと人口が増えていく未来社会が専制政治の下に置かれず、民主主義的に発展していくために、「神の子としての自由と尊さを保障されなければならない」と述べた。