地球に接近する軌道を持つ天体(彗星、小惑星、大きい流星体)を、「地球近傍天体(near-Earth object、略してNEO)」と呼ぶが、昨日、小惑星が地球に最接近していた事実をナショナルジオグラフィックニュースが報じている。
日本時間28日2時14分頃、地表から約1万2000km上空を通過したのは、「2011MD」と呼ばれる浮遊天体。大きさは幅約6~14mと見積もられ、最高速度は時速約10万kmとのこと。発見したのは、マサチューセッツ工科大学のリンカーン地球近傍小惑星探査計画の研究者で、22日のことだった。
このクラスの小惑星は5~10年に1度はこの程度まで地球に接近し、約50年に1度は地球に衝突するという。これは異常なことではないと惑星学者のベン・ワイス氏が語っている。しかし気になるのは、「遅かれ早かれ、もっと大きなものが地球に衝突することになる」という氏の発言だ。この小惑星が再び来るのか、それとも、別の惑星が来るのか。
以前にもお伝えした「アポフィス」という惑星が地球接触の危険性が2036年とされているが、2012年後半もしくは2013年前半に地球の軌道上に接近するという。また2182年に地球に衝突の可能性がある小惑星「1999RQ36」に対して、米航空宇宙局(NASA)が探査機打ち上げる予定だ( http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=2105 )。
他にもエレーニン彗星などNEOに関して諸説あり、さらなる情報を待ちたい。大川隆法総裁が法話「諸行無常の風に吹かれて」の中で「UFOではないにしても、空からの攻撃のようなものがありうるという警告だと考えてよいかもしれません」と指摘したものはこうしたNEOである可能性もあるからだ。(ア)