2026年3月号記事

新 過去世物語 人は生まれ変わる

人は、何度も生まれ変わりながら、魂を磨き、人格を向上させていく永遠の存在。
幸福の科学の霊査で明らかになった著名人の過去世をひもとけば、時を超えて輝く魂の性質が見えてくる。

名著『原因と結果の法則』の著者

ジェームズ・アレンの過去世
聖フランチェスコは現代英国に転生していた

「不滅なるもの」を求めた魂の旅路を追う。

名著『原因と結果の法則』の著者ジェームズ・アレン(1864~1912年)は単なる自己啓発家ではなく、宗教思想家だった。本記事では謎が多い著述家の魂の秘密を探りたい。

謎の著述家の素顔

アレンは英国中部のレスター市に生まれた。15歳の時に生家の事業が破綻し、父は米国で一旗揚げて家族を呼び寄せようとしたものの、渡米直後に強盗に命を奪われてしまう。家族は困窮し、学校をやめたアレンは、工場などで長時間働きながら独学を続け、秘書となって経営者を補佐した。そして、38歳以降、午前中は執筆、午後は家庭菜園での農作業に励む生活に入る。

48歳までに著した21冊の書籍には、英国南部の町・イルフラクームにて、明け方に丘の中腹で行った瞑想から生み出された思想が記されている。瞑想と実体験を結晶化し、活字にしたのだ。

アレンの本質は宗教思想家

その「原因・結果の法則」は自己実現という文脈で解釈されがちだが、それだとアレンの真意が分からなくなる。

この世では善人が不幸な最期を遂げ、悪人が栄えることも多いからだ。この疑問に対し、アレンは「偉大なる法則」は絶対的に公正に働いており、「悪行が良い結果を生み、善行が悪い結果を生むことはありえない」と答えた(*1)。

天国と地獄は、生前の心の中にすでにあり、死後に魂はそれを体験する。

「欲望は地獄の領域であり、あらゆる苦しみがそこに集められている。欲望の放棄は天国の実現であり、あらゆる喜びがそこに至る巡礼者を待っている」「天国と地獄は人間の内なる状態だ」(*2)

アレンは転生を信じ、生まれつきの性格は「前世での自らの行為によって決まる」、人は「自らの性格の作り手」だと説いた。「性格を良い方に、または悪い方に変えることで、誰もが自らの新たな運命を定めている」と述べている(*3)。

こうした内容を見る限り、アレンの実像は宗教思想家だったと言える。

大川隆法・幸福の科学総裁は霊査を通してアレンの過去世は聖フランチェスコ(1182~1226年)であることを明かした。その宗教的境地が過去世とどう重なるのかを見てみたい。

(*1)As a Man Thinketh
(*2)The Path of Prosperity /この書のほかEight Pillars of Prosperityなどで、アレンは清らかな心に基づいた成功理論を説いた。
(*3)The Mastery of Destiny /アレンは24歳の時、The Light of Asiaと題された英語の仏陀伝を読み、仏教思想を知った。

 
次ページからのポイント(有料記事)

愛の体現者となる

試練に打ち克つ信仰と心の力

イエスとの出会い

造物主を信じ世界平和を祈る

〈Column〉至高神を愛し、「人類の師」の姿を伝えた偉大な魂