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写真提供:いずれもPIXTA

2023年11月号記事

復活の地・広島で説かれた「未来への希望」

未来を変える心の力

大川隆法・幸福の科学総裁が広島で説いた、「日本と世界のあるべき姿」を考える。

2発の原爆を落とされた日本が戦後、驚異的なスピードで立ち直り世界に冠たる経済大国となった歴史は、世界の人々を惹き付けてやまない。インド在住の野口航太さんはこう語る。

「各州の学校経営者から、『広島・長崎がいかに復興したのか講演してほしい』と依頼を受けたことがあります。荒廃から立ち上がった地として、学ぶべき希望の原理になっているようです」

7回に及ぶ広島での説法

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「人生の再建」 1990年5月20日 広島サンプラザ

日本の復活を象徴する広島の地で、大川総裁は説法を重ねてきた。街頭演説を含め、その数は7回に及ぶ。

大川総裁が1986年、30歳の若さで初の講演会を開いて後、幸福の科学はわずか数年で日本最大規模の宗教へと発展。90年の教団草創期に広島サンプラザで行った講演会「人生の再建」には約4000人の聴衆が詰めかけ、三段階に分けて幸福になる道が説かれた(『大川隆法 初期重要講演集 ベストセレクション(4)』所収)。

まずは自分も他人も害する「マイナスの思い」を止める。そして周りの人々の姿から「研究する心」を持つ。その上で「向上への志」を貫き人生を好転させていく。いかなる環境からも再起する「心の法則」が説かれた本法話はその後、アフリカのウガンダでも学ばれ感動を呼んだ。同国では約20年にわたって内戦が続き、渦中で肉親を失った人も多い。復活の地・広島で説かれた希望の教えが人々の心を掴んだのだ。90年当時、会場で法話を拝聴した東広島市在住の永原啓也さんはこのように感動を振り返る。

「初めて総裁先生を目にして、ボロボロと涙が出たのを覚えています。『死んだらどうなるか』が分からず、総裁先生の経典を読みながら模索していた当時、これは本物だと確信しました」

翌91年3月に幸福の科学は宗教法人格を取得。6月に広島国際会議場で説かれた「正法とは何か」では宗教の正邪が示され(『大川隆法 初期重要講演集 ベストセレクション(7)』所収)、7月には御生誕祭の講演会「信仰の勝利」が東京ドームで初めて開催された。

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「正法とは何か」 1991年6月16日 広島国際会議場
 

 

次ページからのポイント

仏陀から救世主へ「第三の死」でなされた決心

"不況待望心理"を打ち破る繁栄の思想

信仰の力が過去をも浄化する

広島で活動を行う幸福の科学の支部紹介