コロナ禍の環境の変化は激しく、特定の業種で急に売り上げが落ちたり、活動ができなくなったりすることがある。突然の不幸が降ってきて、「被害者」となることもあるだろう。
しかし、人生において、いつも「他の誰かが加害者」であって、「自分は被害者で、責任はない」と考える傾向はないだろうか。そうなれば、もはや「被害妄想」に取り憑かれているかもしれない。
大川隆法・幸福の科学総裁は6月17日、法話「被害妄想からの脱却」を説いた。本法話は、全国の幸福の科学の支部・精舎・拠点で公開されている(文末に問い合わせ先)。本記事では、法話の内容のごく一部を紹介する。
変化を見つめ、学習を続ける態度
大川総裁は、被害妄想を抱きやすい人として「子役では人気があったが、大人になったら演技の仕事がなくなってしまった人」や、「学校で成績が良かったが実社会に出るとうまくいかない人」などの例を挙げ、昔の栄光にしがみつき、完全主義者になっている人が多いと指摘した。
年を取ることで、自分が周囲から求められる能力が変わることもあれば、法律の変化や政治体制の変化、また流行の変化など世の中の状況が変わり、仕事もうまくいかなくなることもある。こうした中を生きる心構えとして、大川総裁は、「この変化の時代には、できるだけ目を光らせながらウオッチして、自分の学習を続ける態度」が要るとした。
また、「宝くじ的に一発当てて、あとは楽しようという考え方は、なるべく捨てたほうがいい」として、毎年コツコツやれる仕事があるなら努力して、それ相応の見返りとして生活が成り立つことはいいことである、と考える態度が必要であると語った。
他人からの批判は「伸びしろ」
また、被害妄想に囚われている人は、他人からの批判に耐えられず、反発して自分を護ろうとしがちである。しかし、それでは反省の機会もなく、更なる向上が見込めなくなる。
大川総裁は、自分への批判について、「改善点が見つかったり、まだ伸びしろがあるところが見つかったりすることもあるので、その辺を見つけていく努力は永遠に続くのではないか」と謙虚に受け止めることの大切さを指摘。世の中が流動的である以上、完全であり続けることは難しく、「改善し続ける者こそ、同じ仕事を続けられる」と心得ることが必要だと語った。
そして、何事も基礎的な訓練の期間があってこそ応用や発展があると言及。「成功のパターンをつくるためのメソッド」としての、本物の智慧を得られれば、分野が変わっても使えるものとなると指摘した。
「変化を常とした世界」に生きる心構えとして、新入社員はもちろん、ビジネスマンや経営者、芸能関係者にも向けられたメッセージに満ちた法話だ。
その他にも、以下の論点などについて語られた。
- 学歴エリートが入社してぶち当たる限界とは
- 大会社のトップになることの本当の意味
- 「空飛ぶ車」が発売されると、起こることとは
- 釈尊の説いた「生老病死」の苦しみは、現代でも未解決
- 伊勢神宮の「式年遷宮」に秘められた工夫
- コロナ変異種にワクチンは効くのか?
- 英語を勉強するだけでは、限界が来る理由
ここに紹介したのは法話のごく一部です。
詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。
・幸福の科学サービスセンター Tel:03-5793-1727
火~金/10:00~20:00 土日祝(月曜を除く)/10:00~18:00
・同グループサイトの支部や精舎へのアクセス
【関連楽曲】
『ときめきの時〔CD〕』 〔作詞・作曲〕大川隆法
映画「奇跡との出会い。─心に寄り添う。3─」挿入歌
〔歌〕TOKMA 〔編曲〕編曲:大川咲也加、水澤有一、古賀晃人
〔発刊元〕アリ・プロダクション
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