「道徳」の教科化などはしてはいるが、学校で心の教えが説かれなくなって久しい。善悪の判断基準や人生訓など、一生を貫くような学びが少ないため、たとえ一流と呼ばれる学校を卒業していても、社会人となってからつまずき、"転落"する要因となる。
本欄では、大川隆法・幸福の科学総裁が24日、「世の中の法則」と題して行った法話から、ごく一部を紹介する。
寛容さと厳格さを併せ持つこと
大川総裁は冒頭、大学時代の思い出として、京極純一教授(当時)が授業で、「自分は東大生だ」といばったり、見下したような態度をとってはならない、という趣旨の話をしたことなどに触れ、若いころに人生経験が豊富な年配の人から、失敗談や人生訓を聞くことの大切さを説いた。
そして、中国と日本の文化の違いなどを引き合いに出しつつ、中国の思想家・孔子の『書経』から、九徳(きゅうとく)という9つの徳は全て矛盾したものを含んでいるとして、「いいことも悪いことも両方、備えておって、理解しておりながらやれることのほうが大事なんだと。それが徳が生まれる原因という、ものの考え方をしてますね」と、寛容さと厳格さを併せ持ち、物事の陰と陽の両方を知っていることがリーダーの条件であるとした。
自由には責任がともなう
さらには、菅義偉首相の長男による接待が問題になっていることや、タレントの不祥事などの身近な例を引き合いに、自分の立場が変わる時に、周囲の目が変わることを知るべきであるとして、公人としての自覚の大切さを説いた。
商社や外資系など、職種や立場によっては自由性が強く、成果や利益につながれば、他社との付き合いや異性関係で奔放であっても、豪傑扱いされることもある。しかし実際は、自由には「責任」がともなう。
大川総裁は自らの商社時代の体験なども例に上げつつ、「世の中、本当に、学校の教科書で習ったことだけではないものはいっぱいございます。その中を、仏法真理に照らし合わせながら、賢く生きていかなければなりません」と、幸福の科学の教えである「仏法真理」を学ぶことが、さまざまな出来事に対処し、徳あるリーダーとなるための「世の中の法則」であることを示唆した。
本法話では、上記の内容以外にも、次のような論点が言及された。
- 新聞沙汰、週刊誌沙汰になるということは……?
- 九徳を松下幸之助的に言えば「●●●●」
- 大川総裁は高校時代、家業でのトラブルにどう対処したか
- 週刊誌の記者の取材法とは
- 問題のある人は、●のせい、●●のせいにしている人が多い
- 奴隷だったエピクテトスの心の持ち方
- アメリカでは社内●●でクビになることも
- 幸福の科学は「●●あれば結果あり」を中心に物事を考えている
- さまざまに影響してくる「生霊」の存在
- 男女共に、あまり●●すぎないほうがいい
ここに紹介したのは法話のごく一部です。
詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。
・幸福の科学サービスセンター Tel:03-5793-1727
火~金/10:00~20:00 土日祝(月曜を除く)/10:00~18:00
・同グループサイトの支部や精舎へのアクセス
【関連書籍】
『パパの男学入門』
幸福の科学出版 大川隆法著
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