若い時の悩みに、どう向き合うか。時としてそれが人生の軌道を変える。

大川隆法・幸福の科学総裁は7月下旬、悩んだり苦しんだりする若い人に「的確なアドバイスをしてあげたい」との趣旨で、法話「若さの苦しみ」を収録した。子育て世代や孫のいる世代向け、さらには「40代を過ぎた世代の青年期を振り返って反省する際の参考」を念頭に置いた説法となった。現在、全国の幸福の科学の支部・精舎・拠点で公開されている。

お客様相手の仕事は「百戦百勝」

法話の中で大川総裁が強調したのが、「仕事の厳しさ・責任の重さの自覚」についてだ。

大川総裁は、実社会に出て報酬を頂くようになった場合、客観的には「百戦百勝」の思いで仕事をしなければならないと指摘。負けるということは、お客様に損を出させるということを意味する。それはプロとして「終わり」であるとし、「百点満点」を越えた「千点満点」を目指す気概で努力研鑽することが求められるとした。

立場や責任が重くなるほど、「公私」の問題も重くなるとして、「 自分が出世しているかどうか知りたければ、公と私のバランスを見れば分かる 」と指摘。私的なことが公的なことに影響しないような努力をすることが必須であることなどを説いた。

また、大川総裁は仕事がまだ認められていない段階で異性に走ることを戒め、「 結婚というのは、つり橋を渡るようなものなので、大きな荷物を背負って渡るのは大変なこと 」と忠告。未熟な場合は集中して力を貯め、能力を鍛える努力が必要であるとして、「 耐える力も実力 」とした。一時的に成功しても、それを持続するには「習慣の確立が大事」と、才能の過信を戒めた。

さらに、「 大きな組織で責任ある立場をもらうのは名誉だけでなく、責任もかかる 」「 他人の生クビが飛ぶかどうか、その人が養っている家族が路頭に迷うかどうかに責任がある 」ことを自覚する必要があるとして、長く精進を続ける身でなければいけないとした。

「自ら動かなければいけない」と考えなければ、リーダーの資格はない

大川総裁は、人間には、自分を中心に世界が動くと考える「天動説」を取る人か、自分自身が原動力になって動く「地動説」を取る人か、の2種類しかないと喝破。天動説は「周りが動けばよい」と考える「甘ちゃん」であるとし、「自ら動かなければいけない」と考えない人には、リーダーの資格はないと問題視した。

自分を客観視しながら、相手の立場を理解して仕事をする。主体的に動き、自分から変わろうと努力する。こうした態度は、仕事を成功させ、経営を発展させるために不可欠だ。

「若さの苦しみ」を克服する道は、裏を返せば、多くの人を愛する器を築き上げていく道なのかもしれない。

本法話では、他にも次のような、多岐にわたる論点への言及があった。

  • 「ゆとり世代」の苦しみの理由とは
  • 若さの葛藤を乗り越えるための努力とは
  • 若くして才能が認められる人の注意点
  • 民主主義の社会の中で「敗ける」考え方
  • プロとして勝ち続けるための努力の方程式
  • 成功する人は、失敗した時にどういう態度を取るか
  • 家庭と仕事の兼ね合いについて

ここに紹介したのは法話のごく一部です。

詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。

・幸福の科学サービスセンター Tel:03-5793-1727

火~金/10:00~20:00 土日祝(月曜を除く)/10:00~18:00

・同グループサイトの支部や精舎へのアクセス

http://map.happy-science.jp/ まで。

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