大川隆法・幸福の科学総裁の公開霊言が25日、「公開霊言1000回突破記念〈釈尊の霊言〉─情欲と悟りへの修行─」で、1000回を突破した。

大川総裁は今年9月で説法3000回を突破し、書籍の発刊は2600書を超えている。そんな中で、なぜ次々と「霊言」を世に送り出すのだろうか。

宗教の出発点に関わる「霊言」

現在の世界三大宗教はいずれも、その出発点に「霊言」が深くかかわっている。

仏教の開祖である釈尊は、大悟した後、インドの神々から三度の梵天勧請(ぼんてんかんじょう)を受け、教えを広めることを決意した。キリスト教の開祖であるイエスも、「天なる父の声」を聴き、地上に伝えることを使命とした。イスラム教の開祖・ムハンマドはアッラーの啓示を受け、布教を始めた。

大川総裁は、1981年3月に最初の霊示を受け、85年から矢継ぎ早に霊言集を刊行。大きな反響が広がり、その後、自身の著書『太陽の法』をはじめとした経典の発刊、そして86年の「幸福の科学」立宗へとつながった。

90年代以降は、霊言集の発刊が止まり、大川総裁自身の説法と著作によって教義が固められてきた。大川総裁の認識力が、霊人の認識力を超えるようになり、教義を整理する必要が出てきたためだ。

しかし大川総裁は、2009年より、公開の形で再び霊言を収録開始。今回の1000回の公開霊言とは、ここから約10年間で達成した回数になる。

霊的世界の証明

大川総裁が霊言を収録するのは、「霊的世界の証明」のためだ。

総裁による、霊人や生きている人の守護霊の霊言は、経営者、政治家、学者、芸能人、スポーツ選手などあらゆる分野にわたって収録されているほか、英語での収録も行われている。古代の神々や宇宙人など、歴史的な資料が存在しない分野に関しても、具体的な描写がなされている。

大川総裁は2019年11月23日に、徳島で行った法話「永遠の法灯をともして」の中で、霊言を続けている理由として、「 唯物論国家がまだ隆盛を極めているので、それと一緒になっては駄目だと言いたいから。死んだ方と生きている方も含めてやっているが、霊的世界の存在を守らなければ、宗教なんて意味がないことになる 」と語っている。

「霊」や「死後の世界」というと、一般的におどろおどろしいイメージがあるかもしれない。もちろん、霊界には暗い地獄という世界もあるが、霊言にみられる、明るく、愛にあふれ、地上の人々を励ます霊人たちの言葉で、霊界のイメージも様変わりするだろう。

例えば、このほど亡くなった保守の言論人たちの霊言はみな明るい。9月に亡くなった経済評論家の長谷川慶太郎氏は、11月に収録した霊言で、「まあ、ご機嫌よくやってる」と語り、11月に101歳で亡くなった中曽根康弘元首相は「人生百点満点で、なんか『百一点』取ったような気持ちかなあ」と、それぞれが地上の人々への激励のメッセージや、霊界での仕事の見通しについて語った。

霊言が、あの世に還る前に、「霊界とはこういう世界なのか」「死ぬことを怖がる必要はないのだな」と感じるよすがにもなるだろう。

同時に、人間には「守護霊」という存在があり、地上の人間を守護しているという霊的真実も伝えている。守護霊の霊言は、本人の潜在意識を表す。地上の人物の発言と表面上は異なっていたとしても、心の奥底にある本音についての見当がつく。

世界の今後を見通し、未来を変える参考にするため

大川総裁はこれまでに、国家元首などの守護霊霊言も収録し、その時点では表面化していない各国の行く末を見抜き、対策を打ってきた。

例えば、中国の習近平国家主席。当初は「親日派」とも目されてきたが、就任前の2010年の時点で収録した霊言で、習氏の守護霊は「『大中華帝国』を建設したい」と語り、侵略の意図を明らかにした。この霊言が公開されて以降、マスコミなどでも習近平氏の脅威論が取り上げられるようになった。

大川総裁は、この世の情報見積もりも相当行っていると同時に、霊界情報を得ている。こうしたさまざまな角度からの情報を前提として、今、日本が打つべき手や世界が向かうべき方向を指し示し、救世主としての仕事を行っている。

地上にいる人間より、霊界の守護霊の方が高い認識力を持つ。また、霊人の霊格によって、見える範囲も変わってくる。この地上にいる人々が見えないものが分かる。むろん、大川総裁と意見が違うものもあるが、あえて個性のままに明かしている。

これもまた、霊言が本物であることの証明と言えるだろう。

大川総裁は、「霊界があり、天国・地獄がある」という霊的真実を伝え、この地上をユートピアへと変えていこうと活動を続けている。

大川総裁の活動を霊界でサポートしている支援霊団の霊人による霊言は、総裁の教えを学ぶ入り口になり、参考書になる。地獄に堕ちている霊人の霊言は、人間の「よき心」と「悪しき心」を学ぶよすがにもなる。

霊言の前後には、大川総裁による解説がなされており、霊人の評価についても端的に読み取れる。これを機会にぜひ一度、興味のある霊言からご覧いただきたい。

【関連書籍】

『松下幸之助 日本を叱る』

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