アメリカで、エクソシスト(悪魔祓い師)のニーズが高まっています。

8月4日からの5日間、イリノイ州のセント・メアリー大学で、毎年恒例の「エクソシスト養成講座」が開かれました。主催は、アメリカで聖職者を悪魔祓い師へと養成するために設立された、独立非営利組織の「教皇レオ13世研究所」。今年の講座は、『霊的生活における悪魔の役割』を著したクリフ・アーマティンガー神父の講演が中心となりました。

講演内容は、「神の力によりもたらされるインスピレーションと、悪魔によるものとを見分ける方法」や「霊的生活の各段階において、悪魔がどのような戦略をとるのか」といった、「実践的」なテーマが中心です。

悪魔祓いへの高まるニーズに応えるカトリック教会

米調査会社ギャラップによれば、悪魔の存在を信じるアメリカ人の割合は、2016年に61%。1990年の55%から増えています。