10月4日から10日は世界宇宙週間だ。1957年10月4日、世界初の人工衛星スプートニク1号が打ち上げられ、10年後の1967年10月10日に宇宙法が施行されたことから、国連が定めた。この期間、世界80カ国で3700を超える宇宙に関するイベントが開催され、地球のあちこちで「宇宙」が話題にのぼる。
そんな中、UFOとETが話題にならないはずがない。国民こぞってUFO好きと自負するオーストラリアのニュースサイト「NEWS.COM.AU」では、アメリカの娯楽サイト「Casino.org」のサイトによる過去78年間の全米のUFO目撃数とUFOを目撃する可能性(ODDS:確率を示す数値)を割り出した地図が紹介されている。
それによると、過去の実績から割り出された数値を元に、最もUFO目撃の"勝算"があるのはワイオミング州で、最も無いのがフロリダ州ということだ。
また、このサイトのトリビアによると、なんと4万人を超えるアメリカ人が、エイリアン・アブダクションに備えて保険に入っているということだ。これが本当なら調べてみる必要がある。未来産業のヒントになるかもしれない。また、なんと紀元前1440年に興味深いUFO目撃のような記録があるという。ローマ時代の軍隊も、奇妙な形の空飛ぶ物体を見たという。
非常に面白いサイトだが、オーストラリアのUFO調査専門家ダグ・モフェット氏によれば、UFOの調査というのは非常に厳密なものでなければならず、このマッピングがどこまで信用できるかはわからないようだ。例えば、夏は人々が外に出て空を眺める時間が長く、奇妙なものを見つける数が増えやすくなるのだ。
彼によると、オーストラリアは、1950年台には大きなUFO組織があり、アメリカに継ぐ第2のUFO大国だったようだ。今や、オーストラリア中にUFO団体があり、カメラを常備して常に"待機"しているウォッチャーが国中にいるともいう。「"マジで"多くのオーストラリア人がUFOに興味があって、ネットで一番検索されるトピックの1つなんだ」ということで、なんのことはないオーストラリアのUFO自慢の記事だったようだ。(純)
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