アメリカの軍事基地「エリア51」と言えば、宇宙人、UFO……。世界的にも知名度は高いが、ネバダ州のとんでもない僻地に存在する。
グーグルマップで確認すると、周囲には茶色の山と荒れ野しか見えない。ストリートビューなどあるはずもないが、念のためにペグマン(黄色のヒト型のアイコン)を釣り上げると、知らぬ間にUFOに搭乗したヒト型に変化している。やはりここは普通に近づくことはできない場所らしい。
この基地に務める人はどうやって通勤しているのだろうか? まさか、住み込みではあるまい。近くにコンビニなどあるはずもなし。
「エリア51」には毎日往復便が出ている
実は、ネバダ州ラスベガスのマッカラン国際空港から、エリア51に毎日往復便が出ているのだ。
飛行機のコールサインは「Janet」なので、「ジャネット・エアライン」と呼ばれている。ボーイング737、600型の白い機体に赤の線が一本ひかれただけで、なんのマークも名前も書かれていない。民間の軍事会社が運営している立入禁止のターミナルから毎日飛んでいる。
観察した人によると、どうやら、エリア51には1500人から2500人の人が働いているのではないかという(ここにエイリアンは含まない)。
一般の人は搭乗できない飛行機
車のブログメディア「JALOPNIK」の記事によると、ジャネット・エアラインの関連の情報は幾重にも秘密のベールに包まれているという。
とはいえ、分かっていることもある。
まずは、マッカラン国際空港の西側にあるコードネーム「ゴールドコースト」という立入禁止のプライベート・ターミナルから北西に飛び立つ。
そして、しばらくすると、マッカラン国際空港の管制塔の領域から、国家の安全上の理由などで飛行が禁止された侵入禁止の空域、ネリス空軍基地の管制塔の領域内に入るが、そのとき、「Janet」は周波数を変更する。変更の指示は出ないが「Janet」はその周波数を事前に知っている。その時、コールサインも「Janet201」から「Janet301」に変わる。
試しに世界の飛行機の飛行状況を確認できる「フライトレーダー24」のサイトでマッカラン国際空港の出発便を検索しても、当然出てこない。当たり前だが一般人はこの飛行機には搭乗できない。
「エリア51」には毎日往復便が出ている
今年1月には、民間軍事会社が、このジャネット・エアラインの客室乗務員の募集をしていた。そして8月16日付のFOX NEWSの記事によると、現在、副操縦士を募集中だ。
しかしUFO好きでも簡単には応募できそうにない。応募には、固定翼機で最低3000時間、この5年で300時間の飛行時間が必要。しかも、トップ・シークレットやその関連の勤務地にアクセスできる資格が必要とのことだ。また、条件には書いてないが、言うまでもなく、口の固い人物でなければいけないだろう。(純)
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2015年10月25日付本欄 CIAとエリア51の関係 UFOは避けて通れない話題
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2014年12月3日付本欄 エリア51の元エンジニアが遺した証言ビデオがネットで話題