グーグル社には「サーチ・インサイト・ユアセルフ」という瞑想研修がある。写真: Asif Islam/Shutterstock.com
2016年12月号記事
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アメリカの一流企業が続々"参禅"
現代の「禅」は仕事と読書の中にある
写真: The New York Times/アフロ
グーグル、インテル、ナイキ、ゴールドマン・サックス。アメリカの一流企業が、こぞって研修に導入しているのが「瞑想」だ。
そのルーツは仏教の「禅」だが、「判断力や集中力、創造性を開花させる」という海外のお墨付きを得て、ブームの波は日本に逆輸入されている。「禅」を特集するビジネス誌も増えてきた。
「禅」は、スティーブ・ジョブズが日本人僧侶に師事し、稲盛和夫氏も仏門に入り実践した。ビジネスマンにとって気になる存在だろう。
大川隆法・幸福の科学総裁は「現代における"禅的生活"のすすめ」として9月、『凡事徹底と静寂の時間』を出版した。 大川総裁は様々な著書で、目を瞑って座る「禅定」の効用を説いている。しかし本書は「日常仕事における『凡事徹底』や『読書』の中にも、禅の本質がある」ことを教えている点で画期的だ。
若い社員が行うコピー取り、職場の掃除、基本動作の習得……。一見、つまらない「凡事」を徹底的に訓練していくと、忙しい中にあっても物事が"止まって"見え、勘が研ぎ澄まされる境地が訪れるという。
また、現代人が座禅を組んでも、仕事の悩みばかり頭によぎり、「ただ悶々と座っていた」ということがある。大川総裁は、良書をじっくりと読み、著者の心境と同通することで、「禅」に近い効果を得られると説く。
仕事や読書の姿勢を変えるだけで、判断や発想の切れが鋭くなる。本書をじっくり読むことが、そんな「禅体験」の第一歩になるかもしれない。
関連法話「『凡事徹底』講義」も、幸福の科学の 全国の精舎、支部 などで公開している。