このところ恐竜の化石のニュースが連続しているが、その極めつけともいうべき新ニュースが報じられた。英中の古生物学者が米科学誌サイエンスで報告した。

中国遼寧省の1億6000万年前(ジュラ紀)の地層から、卵を持つ翼竜ダーウィノプテルスの化石が発見されたが、大事なことは、翼竜の雌雄が特定されたことだ。既に見つかっている雄の化石には頭骨にトサカのようなものがあるが、雌にはないという。

今回発見された翼竜の雌は翼を広げると、長さは78cm。骨盤の後ろに確認された卵は長さ3cm。卵が小さめなのは、母体への負担や飛行への影響を減らすためと考えられている。

同じ程度の体重の鳥の卵と比較すると、翼竜の卵は鳥よりも半分から3分の1程度小さい。

この比率は、トカゲやヘビと共通するという。また翼竜の卵は薄く、おそらく、翼竜の産卵は、爬虫類のように卵を地中に埋めて、土から水分などを吸収して成長した可能性が高い。鳥のように抱卵しなかった翼竜は、やはり爬虫類だったのだろう。

『宇宙人との対話』に登場するレプタリアン(マゼラン星雲ゼータ星人)で描写された姿はまさにこの翼竜、プテラノドン。全長は2m50cmと、この化石に比べてずっと巨大だが、かつて宇宙からやってきたレプタリアンの退化した姿なのかもしれない。(ア)

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