マリファナの健康被害論争に一石を投じるか。
マリファナが記憶力の低下を招くという調査結果が、ローザンヌ大学(スイス)のレト・オーア教授らの研究グループにより発表された。研究結果をまとめた論文は、このほど米医学誌「ジャマ・インターナル・メディシン」に掲載された。
調査対象者は、1980年代に18~30歳だった米国内の約3500人。対象者の80%がマリファナの使用経験があり、そのうち12%は中年になってからも、マリファナを常習しているという。25年間にわたって、言語記憶と情報処理速度、実行能力の3分野について、認知機能を調べるテストが行われた。