右脳の特定部位が大きいほど幸福感が強いという研究結果がこのほど、英「サイエンティフリックリポーツ(Scientific Reports)」に発表された。

研究を行ったのは京都大学医学研究科の佐藤弥准教授ら。平均年齢22.5歳の男女51人を対象に、磁気共鳴画像装置(MRI)を使って、脳を検査した。その後、「生きる上で目標や計画はあるか」など、約50項目から成る幸福感を尋ねるアンケートを実施し、回答結果を数値化。その結果、幸福感が強い人ほど、右脳の内側にある「楔前部(けつぜんぶ)」の体積が大きいことが分かったという。