宇宙人が私たちの目前に姿を現したとき、現代の科学と宗教はどういう影響を受けるだろう。キリスト教の視点から宇宙人を考察する本『科学、宗教そしてSETI(宇宙人探査)』(オックスフォード大学出版)が今年の8月に出版された。

著者は、デヴィッド・ウィルキンソン教授。イギリスのダラム大学セントジョンズカレッジ学長であり、王立天文学会の天文学者、神学博士、メソジスト教会牧師という肩書きを持つ。

最近、地球のような惑星が太陽系外で次々に発見され、そこに生命体がいないとは思えないことから、万一、宇宙人と遭遇したとき、それによって現代科学とキリスト教の信仰やイエスの意味づけはどうなるのか、というのが教授の問いかけだ。

彼によると、すでに神学者たちはこのような議論をしているという。例えば、「イエスの許しは全宇宙の人々にも広がる」、もしくは、「各惑星にその星の"イエス"が存在するかもしれない」というものだ。教授自身は、神の意図を知るには、宇宙人と対話をすることだと考えており、UFO目撃やアブダクションなども真剣に取り扱われるべきだという。

宇宙創世の秘密が明かされている『太陽の法』(大川隆法著・幸福の科学出版)には、「悠久のむかしから、意識存在としての根本仏はありました。」「(根本仏は)自らの意志でもって、三次元宇宙を統括する巨大霊を創造しました」とあり、大宇宙の根本仏が、宇宙から銀河、星、人類を創造された経過が明らかにされている。

また様々な宇宙人の魂の記憶を明かす、幸福の科学の宇宙人リーディング・シリーズからは、大宇宙にも多くの異なる生命体が存在し、惑星間で交流している同じ仲間たちであることがわかる。同じ根本仏から生まれながらも、各惑星が個性を持ち発展しているのが真実であり、みなスペース・ブラザーズなのだ。

宗教は、かつて科学の進歩という"洗礼"を受け、次は宇宙人という"洗礼"を迎えている。人類が宇宙への扉を開きつつある今、いよいよ宗教と科学が歩み寄るべき時が来たようだ。そのためにはまず宇宙人の存在など真実を知ることだ。(純)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『太陽の法』 大川隆法著

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