《本記事のポイント》

  • 米トーク番組にブッシュ元大統領が出演
  • UFO文書の存在について「秘密はあるが、言わない」と発言
  • トランプ大統領への斬り込みも期待したい

アメリカABCテレビのトーク番組「ジミー・キンメル・ライブ」は、現職大統領や大統領候補、元大統領に対し、司会のジミー・キンメル氏がUFOに関する機密情報の存在についてストレートに斬り込むことで注目を集めている人気番組だ。

3月2日、キンメル氏はジョージ・W・ブッシュ元大統領をゲストに迎え、UFOについての国家機密があるのかどうかを真っ先に質問して大きな話題になった。その会話は次のようなものだ。

キンメル氏(以下K): 「まずは、私とこの国にとって重要な質問です。大統領だったとき、機密ファイル、つまりUFOの文書を調べたことがありますか? 私が大統領なら、真っ先にやりますが」

ブッシュ氏(以下B): 「たぶん。」「私の娘たちも全く同じことを聞いたよ」

K: (驚いて)「そのファイルの内容を娘さんたちに話すことを許されていましたか?」

B: 「ノー」

K: 「今あなたは大統領ではないのだから、言おうと思えば言えますよね。」

B: 「確かに。でも君には言わない」(会場、大爆笑)

(キンメル氏が再度確認するも……)

B: 「君には何も言わないぞ」

K: (それでもダメ押しで)「国民に公表できないようなスゴイ秘密が本当にあるのですね?」

B: 「そうだ」

K: 「それを後に本に書きませんか?」

B: 「ノー」

以前、同番組でオバマ元大統領が同様の質問をされたときには冗談ではぐらかしたし、クリントン元大統領のときなどは「UFOファイルを探したがなかった」と答えた。それと比較しても、ブッシュ氏は、真面目に語っているように見える。UFOファイルの存在を認めたわけだ。

キンメル氏の軽妙な語り口調とゲストの巧みなサービス精神で、毎回、会場は沸きに沸く。国家のUFO機密情報という大きなテーマを、元大統領が軽いノリで口にできる、またとない機会である。

キンメル氏は、「アメリカに、決して公表できないUFOの国家機密があるのか」という、世界が聞きたいタブーを破り、元大統領に真正面から"尋問"する貴重な司会者だ。ただ、毎回、ユーモラスな雰囲気の中で行われ、とことん深く切り込んでいくわけではない。そういうお約束なのかもしれないが、そのうちトランプ大統領にも突っ込んでほしい。トランプ氏がどのように切り返すのか、楽しみだ。(純)

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