核融合エンジンで火星へGO! 宇宙探査の未来(1) 【UFO後進国日本の目を覚まそう!】
2015.06.06
宇宙航行には、夢をかき立てるものがある。SF映画などで数多ある宇宙の星を探査しているところを見ると、あのような世界に住んでみたいと誰しも思うものだろう。
しかし現実には、人類はまだ月にしか降り立ったことがなく、火星に無人機を着陸させられるかどうかといった程度の技術力しか持っていない。
そこで今回は、現在考えられている宇宙技術や、宇宙探査に必要な科学技術を見てみたい。
核融合エンジンなら火星まで1カ月で行ける
宇宙技術の最先端と言えば、やはりアメリカ航空宇宙局(NASA)ではないだろうか。
NASAが現在検討している宇宙航行技術の中で、近未来に最も可能性が高いとされているのが、核融合エンジンだ。核融合は、太陽のエネルギー源であり、原子炉のように原子核を分裂するのではなく、二つの原子核を融合させることでエネルギーをつくり出す。
NASAは2030年代までに火星への有人飛行を計画しているが、既存の技術を使った場合、往復で500日ほどかかる。しかし、ワシントン大学の試算によれば、核融合エンジンを使ったロケットの場合、火星まで30日ほどで行けるという。
また、1997年に打ち上げられたカッシーニ探査機は、目的地である土星にたどりつくまで7年の歳月を要した。だが、核融合エンジンを使えば、この航行時間が数カ月に短縮できると言われている。
これは、核融合が、莫大なエネルギーをつくり出せるためだ。使えるエネルギーの量が多ければ多いほど、より速い航行速度が可能になる。そして、航行時間を短縮できるということは、食料・水・その他の物資の量も減らすことができる。
太陽系を飛び出すには?
しかし、これは太陽系の内部を調査するレベルの話であり、他の恒星に行くには、速度が足りない。
太陽系に一番近い恒星は、4.3光年離れたアルファ・ケンタウルスだ。この距離は、地球・火星間の距離の約1000万倍であり、光速に近い速度で行ったとしても往復で9年近くかかる。いまの科学技術ではまだ手が届かない距離だ。
次回は、机上の空論のようにも見えるが、可能性を追求するために検討されている未来の宇宙航行技術を見てみよう。(中)
【関連サイト】
映画「UFO学園の秘密」☆最新映像☆
https://www.youtube.com/watch?v=Y4xjmvVDtZM
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http://hspicturesstudio.jp/laws-of-universe-0/
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2015年5月31日付本欄 NASAが火星への有人探査用円盤を試作中
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