イランの核開発ってどうなっているの? 【リバ犬×そもそモグラ博士のそもそも解説】

2015.04.04

ニュースの良い悪いは何となく"嗅ぎ分ける"ものの、政治経済の難しい話は苦手な「リバ犬」。そんな彼に「そもそモグラ博士」は、いつも少し"掘った"ニュース解説をしてくれる。今日は何を教えてくれるのか。

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リバティ犬(以下、リバ犬): 今日のニュースを見たら、イランの核開発に関する協議で、枠組み合意をしたらしいね?

そもそモグラ博士(以下、博士): イランの核問題の解決を目指して、国連安全保障理事会の常任理事国(米英仏露中)にドイツを加えた6カ国と、イランは、2013年から協議を続けていたんだ。その協議がスイスで行われ、2日、最終的な合意に向けて大筋で合意して、共同声明を発表した。6月末までに、最終合意を目指すそうだよ。

リバ犬: ふーん。どんな合意内容なの?

博士: イランは、今後10年に渡って、ウラン濃縮のために保有する遠心分離機を、約1万9千基から3分の1に削減することに合意したよ。また、その稼働数も、今の約1万基からその半分に制限する。さらに、高濃度のウランの製造と、低濃度のウランの貯蓄量も制限するようだよ。その見返りとして、イランに対する、安保理の制裁はすべて終わる。また、欧州連合(EU)や米国による、原油の輸出を禁じるなどの経済制裁も、すべて解除されることが決まったんだ。

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