ロックフェラーとピケティを分けるもの【鈴木真実哉のHSU流・経済塾(2)】
2015.03.31
経済学者
鈴木真実哉
プロフィール
(すずきまみや)1954年生まれ。早稲田大学大学院を修了。金融論、貨幣論、シュンペーターやハイエク理論を研究。主な著書に、『格差社会で日本は勝つ』(幸福の科学出版)、『カオスの中の貨幣理論』(共著、雄松堂出版)などがある。2015年開学の私学ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)経営成功学部のディーンを務める。
「格差批判はなぜ問題なの?」
「どうすれば国は豊かになるの?」
「金融は危ない稼ぎ方なの?」
こうした疑問について考える中で、経済学の基本的な考え方を学ぶことができる。
本コーナーでは、4月に開校する私塾「ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)」の経営成功学部ディーンの鈴木真実哉氏に、経済の諸問題について話を聞いていく。第2回は前回に引き続き、経済で生まれる格差について。
今回のポイント
- 「富の集中」と「宗教的倫理」の関係
- 累進課税は「公正の原則」に反する
- 「性悪説」が間違った経済学につながる
ロックフェラーは、財団に寄付したお金を1セントも使えなかった!?
――ピケティは、一部の人に富が集中することを否定しています。それは問題なのでしょうか。
鈴木真実哉(以下、鈴木): 多くの富を集めた大富豪と聞くと、アメリカの石油王であるロックフェラーや鉄鋼王のカーネギーが思い浮かびます。
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