山口敏太郎のエックス-リポート 【第33回】
2015.02.27
2015年4月号記事
No. 033
山口敏太郎のエックス-リポート
オカルト研究家・山口敏太郎氏が宇宙人、UFO、その他のミステリー情報を合理的、科学的、実証的、ジャーナリスティックに検証する
(やまぐち・びんたろう)
1966年、徳島市生まれ。神奈川大学経済学部卒業。作家、妖怪研究家、漫画原作者。(株)山口敏太郎タートルカンパニー代表取締役。日本通運でIT担当や営業に携わり、作家に転身。1996年、学研「ムー」のミステリーコンテストで論考「妖怪進化論」が優秀賞受賞。著書は『霊怪スポット 戦慄の最新ファイル』(KAWADE夢文庫)、『恐怖呪い姫~実話狂気怪談』(TO文庫)など多数。TV、ラジオ出演のほか、多数のネットニュースに寄稿。真言宗信徒。メルマガ「山口敏太郎のサイバーアトランティア~世界の陰謀・オカルトの真実」配信中。 http://foomii.com/00015
世界中のUFO研究家に、吉報が舞い込んだ。1947~69年に行われた、アメリカ空軍の未確認飛行物体(UFO)関連の調査の記録「プロジェクト・ブルーブック」が、ネット上で情報開示されたのだ。
1万2618件に上る膨大なUFO遭遇事例が年代別にまとめられたもので、誰でも閲覧できるようになった。
全体の5・6%にあたる701件は現在も未解決のままだという。「分からないもの」を無理に解明したことにせず保留にしているのは、フェアで論理的と言える。
なお、やや被害妄想的なUFO研究家は、今回の公開を「世界のUFO研究家のIPアドレスを抜くためのCIAの陰謀」と公言している。
有名人や各業界のVIP、政府関係者の中のUFOに関心のある人なら分からなくもないが、一般のUFO研究家まで対象にするほどCIAの人手は余っていないだろう。
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