再稼働を待つ川内原発 原発停止で暮らしの不安を訴える地元の声を聞くべき

鹿児島県薩摩川内市にある、川内原発の再稼働に向けた準備が進んでいる。原子力規制委員会の優先審査の対象になっている同原発は、審査合格後に、地元住民の同意を得られれば、8月以降にも再稼働が実現する。

13日付のロイター通信が、再稼働を待ち望む現地の声を掲載した。

あるホテル経営者は、原発の定期点検のたびに街中がにぎわった以前の様子を回想し、「昔はこの街中のホテルの予約がいっぱいで、数カ月前に予約をとっても空き部屋はなかった」と語る。また、「福島第一原発の事故はひどかったけれども、今はそれ以上に経済や仕事に関する不安が大きい」という意見も紹介されている。