香港のテレビで「中国の言い分わかる」 鳩山元首相がまたまた珍発言

2013.06.27

鳩山由紀夫元首相が、25日放送の香港フェニックステレビで「(沖縄県・尖閣諸島について)中国側から『日本が盗んだ』と思われても仕方がない」と発言した。「尖閣に領土問題はない」という日本政府の姿勢に反するうかつな発言に、菅義偉官房長官は「断じて許すことができない」と怒り心頭だ。26日付各紙が報じた。

鳩山元首相は25日夜の自宅前での取材に対して「言っていない」と否定しつつ、重ねて中国側の主張に理解を示した。

鳩山元首相は2010年6月に首相を辞任した後も「外交面での議員活動は国益に適う」(2010年12月、地元・北海道での会合)として、元首相として外交活動を続けている。しかし、その「国益」がどの国のものなのか、今一つ判然としない。

2012年4月には、日本政府の再三の制止にもかかわらず、核開発疑惑で欧州から制裁を受けていたイランに民主党最高顧問として外遊。「国際原子力機関(IAEA)には問題がある」と発言したとイランに報じられ、「言っていない」と釈明した。しかし、イランに赴いたこと自体が、メッセージとして受け止められることは言い逃れできない。

今年1月には中国の南京大虐殺記念館で、犠牲者数が30万人に上るという説明を受けて頷いたと報じられた。しかし、当時の人口が10~15万人だった南京で30万人もの死者が出るはずがなく、「大虐殺」そのものがねつ造であるという指摘もある。元首相が訪問してしまうと、まるで日本政府が虐殺を事実として認めたかのような印象を与えかねない。

鳩山元首相は昨年12月の衆院選に出馬しなかったため、現在の立場は「私人」だ。しかし、何と言っても日本国民に選ばれた「元首相」であり、かつてタイム誌の企画「2010年 世界で影響力のある100人」で、6位にランクインしている。その影響力はいまだに大きい。

これほど外交センスのない人をどうして首相に選んでしまったのか。二度と同じ過ちを犯さぬよう、選挙には熟慮して臨みたい。(居)

【関連記事】

2013年1月19日付本欄 国賊・鳩山政権が続けば「日本占領」は現実化した

http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=5481

2012年11月21日付本欄 鳩山由紀夫氏、出馬せず 「亡国のプリンス」は最後まで無責任

http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=5163


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