パイプライン計画 環境志向か国益かで揺れるオバマ

2013.02.20

米ワシントンで17日、環境主義者ら約4万人がデモを行い、オバマ大統領が承認を検討中の「キーストーン」パイプライン計画に反対を訴えた。パイプラインはカナダで採れたオイルサンドを、製油所のあるメキシコ湾まで運ぶもの。実現すれば、カナダからの原油の輸入を日量70万バレル以上増やすことができ、産油調整で石油価格を吊り上げている石油輸出国機構(OPEC)諸国からの輸入を減らすことができるとされる。

一方で環境活動家らは、原油流出などの事故があった場合のリスクや、地球温暖化への影響を懸念して、計画への反対を訴えている。

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