東日本大震災から1年8カ月 広がるスピリチュアルケア
2012.11.13
11日で東日本大震災から、1年8カ月となった。日本人にとって震災は、信仰や目に見えない世界に目を向ける一つの契機となったと言える。供養の取り組みのほか、被災地では亡くなった家族の声がするなどの霊体験に出会う人が相次いでおり、あまりに幽霊の目撃情報が多いため通行止めになった道路もあった。
被災者の心を癒すために、静かに広まっているのが「芸術療法」である。芸術療法は、いろいろなタイプの芸術作品を味わったり、自分で表現したりして、心を癒してゆく療法である。その方法は、絵画、音楽、詩、俳句、物語、手芸、踊りなど多岐にわたる。
震災後は芸術療法士などが現地入りし、被災者の心のケアに努めた。紛争が多く、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の治療法が進んでいるイスラエルからも、災害支援団体が来日し、宮城県などで芸術療法のセミナーなどを開いている。
芸術療法はまだメジャーではないが、世界的には祈りや瞑想、気功などを取り入れた代替医療の研究が着実に進んでいる。アメリカでは、医学部の90%が代替医療をカリキュラムに取り入れているという。誰かに祈ってもらった人ほど、病気の進行が遅くなるという実験結果もある。
「病は気から」という東洋医学のコンセプトは、実際の効果があることが実証されつつあるのである。
芸術療法のメカニズムについて、日本ホリスティックライフ協会理事の綾小路有則氏は、「意識の世界ではすべてがつながっているので、人間が愛の念いを込めて創った絵画や音楽は、人々を癒したいと思う神仏の思いや、また宇宙に満ちている癒しのエネルギーとシンクロするのだと思います」と述べている。
「病は気から」が真理なら、まず大切なのは、目に見えない「心」があるということを認め、病気は自分の力で治せると信じることだろう。現代は「病気は医者にしか治せない」という先入観があり、心の不調でさえ精神科で「脳の機能」を改善する薬を処方してもらう時代だ。しかし、昔から言われている「心の力」に目を向けることで、病気は治りやすくなり、医学にとっても新しい研究のフロンティアが見いだせるのではないだろうか。
【関連記事】
2012年11月号記事 Happy Science News The - Liberty 2012年11月号
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=4905
2011年3月号記事 医者が知らない病気の治し方
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=1131
【関連サイト】
綾小路有則のスピリチュアル・レポート
http://ameblo.jp/ayanokohji777/entry-11385090303.html
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