iPS細胞で脳死臓器移植を不要に 山中教授がノーベル賞を受賞 - Newsダイジェスト
2012.10.26
「来週からは現役の研究者として、気持ちを切り替えて現場に戻りたい」。10月9日、受賞から一夜明けて会見を行う山中教授。写真:AP/ アフロ
2012年12月号記事
自分の細胞を使って臓器を再生する――そんな夢の医療の実現が近づいている。
2012年のノーベル医学・生理学賞を受賞した山中伸弥・京都大学教授は、 体のあらゆる組織に成長しうる万能細胞の一種である人工多能性幹細胞(iPS細胞)を世界で初めて皮膚から作成した。 現在、世界中でiPS細胞を用いた医療の実用化に向けた研究が進んでいる。
受賞後の記者会見で山中教授は、研究への協力に感謝の言葉を述べ、「安全性の課題を克服し、患者の役に立ちたい」と、今後の抱負を語った。
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