韓国選手の竹島メッセージから何を読み取るか

2012.08.14

英国カーディフで10日行われたロンドン五輪男子サッカー3位決定戦は、韓国が日本に2対0で勝利。試合後、韓国の選手がピッチ上で「独島(竹島)はわが領土」と、ハングル文字で書かれたメッセージを掲げた。この時の様子は全世界に発信され、ネット上などで非難が起きている。

オリンピック憲章には「五輪に関するあらゆる場所において、いかなる示威活動、政治的、宗教的、そして人種に関する宣伝活動は認められない」としている。オリンピックの祭典の場に政治問題を持ち込んだ今回の行為は、オリンピックを汚し、スポーツマンシップの精神にも反するものということになる。代表選手はオリンピック出場前に、自国のオリンピック委員会に「憲章を順守する」という誓約書に署名し、提出している。国際オリンピック委員会(IOC)は同日にこの問題の調査を始めたが、明らかに憲章違反であり、メダル剥奪もあり得ると見られている。

10日には李明博・韓国大統領が竹島に強行上陸したばかり。こうした問題が立て続けに起きるのは、元をただせば、日本が自分の国を守る気概がないからだ。国際法上も日本の領土である竹島は長年、韓国に実行支配されたまま。日本の領土に他国が居座っているのに、歴代の日本政府は行動を起こさないできた。こうした問題を先延ばしにしてきたツケが結果的に日韓関係を危うくしている。領土を侵害する国に対して防衛するのは主権国家として当然の行為だ。

日本は国際法が通じない国に囲まれている。侵略は許さないという断固とした態度を行動で示し、相手に伝えることは、悪を増長させないことにつながる。それを今回の韓国サッカー選手の行為は教えてくれている。(静)

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2012年8月10日付本欄 李明博大統領の竹島訪問 日本にとっての教訓は

http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=4693


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