祇園暴走事故の本当の原因は?
2012.05.09
京都・祇園で7人の死者と12人の負傷者を出し、運転していた容疑者も死亡した「祇園暴走事故」から1カ月が経とうとしている。
容疑者にてんかんの持病があったことから、てんかん患者の運転免許の取得や更新について、様々な意見が出ている。
2002年に道路交通法が改正され、それまで一律に禁止されていたてんかん患者の運転免許の取得が一定の条件を満たしていれば可能となった。
それに対し、「自己申告で抜け穴がある」「申告しなくても罰則のないことが問題」などと指摘されている。一方で「てんかん患者を差別しないでほしい」との反論も強い。
事故後、京都府警は「容疑者が追突直前まで正確にハンドル操作をしていたとみられる」としており、意識がハッキリしていた可能性が指摘されている。
他の車に衝突してさらに通行人をはねるという走り方は常識を逸している。また、最後に電柱に激突した際にアクセルを踏んだままだったことも謎を呼んでいる。
まるで、本人の意思以外の「何か」の作用で、身体の自由がきかなくなったようだ。
てんかんに限らず、こうした交通事故や衝動的な犯罪の背後には、「何者かに操られた」と、その後に本人が語るケースが数多くある。宗教的に見れば、それは何らかの霊の作用が働いている。
てんかんは、脳内の異常な神経活動によって突然倒れたり、痙攣したりする病気とされているが、悪霊と言われる存在が体を乗っ取って、体を動かす場合もある。祇園暴走事故が、本人の意思とは関係なく身体が乗っ取られる憑依現象のために起こったと考えられないだろうか。
憑依現象だとすれば、乗っ取った霊と本人の「波長が合った」理由があったということになる。それは疲労やストレスなど様々だが、大事なことは、悪いものと波長が合うような自分の心をコントロールすることだ。
西洋医学自体がこうした霊的な影響を認めないが、戦後の日本が宗教を排除し、唯物論的な風潮が強いという問題もある。だが、それだけでは説明のつかない出来事が日常的に起こっている。宗教の側からの問題提起を受け止めない限り、こうした事故の原因は分からないだろう。
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2008年11月号記事 「ボディジャック事件簿」
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