新宗教15の疑問 - Part2 幸福の科学への14のギモンを検証する Q&A10
2011.11.29
2012年1月号記事
幸福の科学への14のギモンを検証する
宗教を批判するときの決まり文句の一つが「洗脳」だ。オウムが信者を「マインド・コントロール」しているというところから広まった。
幸福の科学の信者は洗脳されているのか?
「こんな個性的な私でも、ちゃんと信者やってるし。それぞれの個性を生かしてくれるし、生かせるさまざまな活動がある。政治も教育も、医療者の集まりも芸術家の集まりもある。ほんとに個性豊かな人たちの集まりだなと思います」(Aさん)
大学などで福祉を教えるEさん(40代女性)は、「ただ私は、最初は信者が話す『専門用語』が全然わからなくて(笑)。『それって奪う愛』とか『ピンが取れた』とか。『なに話してんだろ、この人たち』って思ってた。でもそれは後から、幸福の科学で学ぶ高度なことがいっぱいあるからだと分かったけど」と明かす。
洗脳するには「うちの本以外読むな」と情報遮断する必要があるが、幸福の科学では、むしろ外部の本を読むことを大いに勧めている。大川隆法総裁も「まず千冊の教養書を読みなさい」と信者に勧め、自身も十万冊以上の蔵書を持っている。 その教養書も、ドラッカーや松下幸之助、孔子やハイエクなど、古今東西の賢人の著作ばかりだ(注5)。
このような人々を「洗脳されている」と言うのか、毎日テレビやマスコミ情報だけで生きている人が「洗脳」されているのか、果たしてどっちだろうか。
Cさんは、こう明かす。
「僕の友人で、アメリカでビジネスをしている男が先日帰国して、『あいつ(Cさん)がおかしくなってしまった』と聞いて、僕に会いに来た。『おまえ、なぜ洗脳された?』って言うから、『洗脳されてるように見えるか? 俺、今会社を経営して、世界に広げようとしてるんだぜ。おまえのほうこそ、そんな仕事に洗脳されて、この先の人生どうするつもりだ?』と言い返しました」
結局、日本では「宗教を信じる人」が少数派で、「無神論、唯物論」が多数派に見えるため、「信じる人」が洗脳されているように見えるのだろう。だが逆に、「国民すべてが宗教を信じている国」もたくさんある。そういう国においては、「神など信じない」と言っている人のほうが「唯物論・無神論に洗脳されている人」ということになるのだ。
(注5)本誌2011年11月号「教養を積むための最初の100冊」参照。
【Part1】 新宗教15の疑問 - Part1
アンケートにもとづいて、日本人の新宗教へのイメージを検証します。なんと、そこには驚きの結果が????
その他、新宗教へのイメージを悪くしている、マスコミ、教育、ネットなどを掘り下げて、日本人に刷り込まれているネガティブな宗教観の原因を探ります。
【Part2】 新宗教15の疑問 - Part2 幸福の科学への14のギモンを検証する
新宗教の代表として幸福の科学への"よくある"悪いイメージを14ギモンとしてピックアップ。Q&A形式にして掲載。
その他、幸福の科学が日頃何をしているか、ウェブ番組「サタデーナイトinエリア5反田」のパーソナリティ、アカイ★コウジと生艸まゆこが、実際に幸福の科学の支部に行ってインタビュー&ご紹介も。
「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
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