「彼女いない」未婚男性が6割突破、少子化に歯止めは…
2011.11.27
未婚女性の5割も「交際している異性はない」と回答。26日付日本経済新聞が報じた。
国立社会保障・人口問題研究所の5年ごとの調査で、18歳以上35歳未満の未婚者約7千人の回答を得た。主なものは以下の通り。
- 「交際している異性はいない」は男性61.4%(9.2ポイント増)、女性49.5%(4.8ポイント増)。ともに過去最高を更新。
- このうち「特に異性との交際を望んでいない」は男性45.0%、女性45.7%に上る。
- 独身でいる理由は、20代前半までは男女とも約4割が「必要性を感じない」「仕事(学業)に打ち込みたい」、20代後半~30代前半は約5割が「適当な相手に巡り合わない」と回答。
- 結婚相手は男女とも年齢の近い相手を希望する人が増え、特に男性は「同い年」が35.8%(6.4ポイント増)と、同い年志向の増加が著しい。
少子高齢化が顕著になる中で、「独身志向」はさらに強まり、「異性との交際を望まない」男女も増えている。これでは、この国は独身男女が増え続け、国自体が衰退していくことだろう。
独身でいるのが悪いとは言わないが、戦後教育が「家族の大切さ」や「愛することの大切さ」「子供を生み育てることの大切さ」などを教えてこなかった因果がここに表れていると言えるのではないか。
人は独りでは生きられないし、自分が生きているのも父母をはじめ様々な人のおかげだ。そのような「感謝」と「報恩」のために、「人に尽くす」とか「子供を無償の愛で育てる」ことの大切さを教えるところが、家庭でも学校でもなくなってしまった。
それに加えて政治の無策で、いまだ保育所の待機児童は多く、職住接近など共働き夫婦が子供を育てる環境は整っていない。
家族の大切さや愛など宗教的価値観をきちんと学校や家庭で教え、政治もしっかりと「家族」「夫婦」「子育て」を支援しなければ、この国の未来は危うい。(仁)
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