安住財務相、「為替介入、納得いくまで」と言うが…

2011.11.01

31日午前、政府・日銀が3カ月ぶりの円売り介入を実施。円は一時79円台に戻した。安住財務相は「納得いくまで介入する」と話している。

一説によると、今回の介入は3兆円規模に上るという。一気に3円以上上昇したのだから、市場にとってはサプライズに違いない。政府は介入用に15兆円を用意しているというから、今後も介入しようという含みだろう。

しかし、安住氏が何度も「投機的な動きで円高になっている」と言うが、この円高の動きはドルやユーロに対して円が強いことを意味しているのであって、いたずらな介入は貴重な円をドブに捨てるようなものだ。

為替介入したところで、安いドルをいっぱい買い込んで、それを原資に米国債を買う。結局、アメリカが得する図式だ。介入用の「15兆円」は、そのまま復興財源に充てれば、増税など不要だ。

果たしてこの政権は、どこの国の国益を考えているのか。もし分かっていてやっているなら亡国そのものだ。(仁)


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