菅首相が退陣に言及 今度こそ本当に辞めるか?

2011.08.11

菅首相は10日、衆院決算行政監視委員会で退陣に言及。早ければ8月中に民主党代表選が行われる見通しだ。

菅首相は具体的な時期には言及しなかったものの、8月中に成立が見込まれる赤字国債発行法案と再生エネルギー特別措置法案を念頭に、「2つの法案が成立したときには、これまで申し上げてきた私の言葉をきちんと実行に移したい」と述べた。

これまで菅首相は退陣の条件として、2011年度第2次補正予算、赤字国債発行法案、再生エネルギー特別措置法案の3つがクリアされることを挙げてきた。

2次補正はすでに成立し、9日には民主、自民、公明の3党が赤字国債法案を成立させることで合意。再生エネルギー特措法案も自民の歩み寄りで8月中の成立が見込まれる中、10日付の朝刊各紙も「菅首相、月内退陣へ」と報じるなど、外堀を埋められ、追い込まれた形での言及となった。

「ペテン師」呼ばわりされた菅首相も、今回ばかりは延命を図らないだろうが、6月にクビを取り損ねた与野党は今度こそ菅首相をきっちりと退陣させなければならない。

すでにマスコミの興味は「ポスト菅」へと移っている。しかし、菅首相のような「脱原発」「増税」などの政策で日本を衰退させようとするのでなく、危機の時代に国民を正しい方向へ導ける人物が出てこなければ、日本の国難は続くだろう。(格)


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