新・過去世物語 名著『原因と結果の法則』の著者ジェームズ・アレン アナザーストーリー(後編) 過去世で成し遂げられなかった「成功哲学」に挑戦した今世の仕事
2026.03.16
聖フランチェスコと、ジェームズ・アレン(イラスト:菊池としを)。
20世紀アメリカの成功哲学の源流となったジェームズ・アレン(1864~1912年)。名著『原因と結果の法則』は、デール・カーネギーやノーマン・ビンセント・ピール、ナポレオン・ヒルなどに強い影響を与えた。
そんなアレンの過去世が、中世のイタリアで活躍した聖フランチェスコだったことを、本誌3月号「ジェームズ・アレンの過去世 聖フランチェスコは現代英国に転生していた」で紹介。
本欄前編では、過酷な生活の中でも、学ぶことをやめず、釈尊伝『アジアの光』などに出会い、「心の法則」を学んだことなどを伝えた。
後編では、時代的な制約などで、過去世では成し遂げられなかった「成功哲学」に挑戦したように見えるアレンの仕事について見ていきたい。
アレンの成功哲学『繁栄の寺院の八柱』:繁栄を支える礎
アレンは、若き日の思索を発展させ、1911年に『繁栄の寺院の八柱』("Eight pillars of prosperity")と題した成功哲学を完成させる。その書籍では、次のように語りかける。
「各人の道徳の境界線はその人がどこまで成功できるかという限界を示している。この真理は極めて確かなものだ。人の道徳的な状態を知ることは、最終的に成功するか失敗するかを数学的に測るのと同じだ。繁栄の寺院は道徳の柱によって支えられている限り、立ち続ける。柱が弱くなれば不安定になる。柱が引き抜かれれば崩れ落ち、傾いて廃墟となる」
同書では、「道徳の力は、全ての成功の命である」(Moral force is the life of all success)という前提の上に、8つの成功哲学を説いた。
●1:エネルギー
まず、初めに、人生観の転換が本物の成功に向かうエネルギーを生み出すことを説いた。「心の眼がより高い目的に向けて開かれた時、その人は人生の方向を転換し、自らの力を流出させるための新たな適切な経路を切り開く。その時、彼はかつて悪において強かったのと同じように、善においても強くなる」と語る。
このエネルギーが勤勉さや真剣さの土台となると説く。
●2:効率化
そのエネルギーを有効活用するためには節度が必要だとした。
「あらゆる面で生活を効率的に管理するには、次の七つの事柄において中道を見出すことにある。その七つの要素とは、金銭、食料、衣類、娯楽、休息、時間、そしてエネルギーだ」
これらの七つについて浪費と貯め過ぎを避け、正しく活用し、実力や才覚、独創力を養うべきと説いた。
●3:公明正大
そして、本物の強さを得るためには正直であることが何よりも大事だと訴えかける。
「圧力をかけられ、いかに必要に見え、(その害が)ささいなことに見えても、虚偽との妥協は、誠実さの盾を放棄し、悪の猛攻に身をさらすに等しい」
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